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根暗子の成長日記  作者: 夕雅
6/8

4話 信じれないの……

光紗「言えません!」


優・赤井「ええっ!?」


光紗「ふふふ」


優「でも、なんで?」


光紗「え?なんで?……そんな事初めて言われたよ。

だって皆言えないって言ったら、興味なくして、

居なくなっちゃうのにな。」


優「そんな事ないよ。私は寺塔さんに教えて欲しいんだよ。」


赤井「同じく」


光紗「え?ほんとに?」


優・赤井「うん。本当。」


光紗「………じゃあ、話してあげる。くれぐれも引かないでね。」


光紗がそう言った時の悲しそうな目に2人は見惚れていた。


光紗「あんまり見ないで?

それと、聞く時は後ろ向いててね。」


そう言うと、2人は真剣な眼差しでコクンと頷きました。


光紗「恥ずかしいから、名前は伏せるね。………あれは、七年前のお話です。とある街のとある夫婦が可愛い娘

を産みました。その少女は小さな頃からお淑やかで誰にでも、どこで覚えたのか、敬語を使っていまし

た。親には将来は頭の良い子に育つね。と期待され、小さいながらも、それを理解していました。

そして、頭脳派でとても美人に育って行った、

小学5年生のある日、事件が起こりました。それは、その少女の親友が何者かに連れ去られる

と言った、誘拐事件でしたそして、さらには、「返して欲しくば、その少女を差し出せ。」という、

請求がありました。その子の親は、泣き叫んで、その少女に言いました。

「お願い!言って頂戴よぉ~…」と それを少女の両親が許すはずありませんでした。

「何言ってるの?うちの子は悪くないわ!!!」 という口論があり、その少女は、

やはり理解していました。でも、その少女は少女で心で戦っていました。

(私のせいだ、私が行かなきゃ……!でも、お母さん達を心配させたくない。)と言った感じで

揉めていたら、親達は少女にこう言い放ったのです。

「もう!!あなたが決めなさい!」と少女は暫しフリーズして、覚悟を決めた様に「行く!」と

叫びました。少女の両親は泣き崩れましたが、「貴女が決めたのだから、しょうがないわね。」と

決意を固めました。

しかし、その決断が最悪なことだと知るのは、全てが終わったあとなのです。

「分かりました。」と置かれていた、携帯に打ち込むと、「良い判断だ。では、○○駅に

その少女を1人で連れてこい。」と送られてきました。それと、

「親友ちゃんは、その駅で交換だ。サツにでも尾行させたら、この子の命はないぞ。」と

口をガムテープで止められ、手足は縛られ、目には涙を浮かべた、少女の親友の写真が

送られてきました。その写真に皆驚愕し、思いとどまろうかと、思いましたが、少女の決断に揺ぎは

感じられませんでした。両親は涙を流しながら、お金をわたし、最寄り駅まで送りました。

そして、「お願いよ。死なないでね、私達の宝物なのに、死んでしまったら、私達は生きれないわ。」

それを聞き、少女は(ここで死ぬわけには行かない!)とさらに決意が固くなるのを感じました。

そして、着いたは良いのですが、親友が見当たりません。周りを見ていたので、完全に後ろから来る

怪しい人物にはきずきませんでした。

急に後ろから手が伸びてきて、口にハンカチが当てられた、かと思うと、急に眠気が襲ってきて、少女

は眠ってしまいました。

その少女が次起きると、写真で送られてきた、親友とは違い、ベットに寝かされていました。

特に、縛られた後もなくただ、寝かされているだけでした。そして、回りを見渡すと、机がありその上

に、きちんと栄養バランスを考えられた、ご飯が置いてありました。

少女は不思議に思いながらも、その置いてあったご飯を全て食べ終わりました。

すると、また急に眠気が襲ってきて、次きずいたら、薄暗い倉庫の中でした。

手足は鎖で拘束されていました。

私も、親友のようなるのだな、と思うと、少女の目からは、涙が出てきました。

そうすると、どこからか コツッコツッ という足音が、

聴こえてきました。少女は「ああ、わたしも終わりだ。」と

目を瞑り、ただひたすら耳に コツッコツッ と足音が響いてくるのを、じっと聞いていました。

そして、ピタリと足音が止んだのを不思議に思い、チラッと見てみると、そこには、

親友の父親が居ました。

少女は驚きを隠せず、ひたすら「なんで?なんで?なの?」と呟き、その、目の前の人が喋るのを、

待ちました。ただ、刻刻と時間が過ぎてゆくなか、親友の父親がやっと、

口を開きました。そして、こう言ったのです。

「何故お前はそんなに綺麗なんだい?それに比べて、うちの娘はあんなのなのに……何故こんなに世界は

理不尽なんだい?」

その言葉に、少女は激怒しました。

「あんなのですって?人は外見じゃなく、中身の問題じゃないの?そんな人に、子供を育てる、権利はあ

りません!」と言うと、親友の父親は

「ウルサイ……ウルサイ!! オマエにナニガワカルッテイウノサ!!」とその父親は崩れて行き、遂

には懐からナイフを取り出しました。

「ソンナコトイウナラ、オシオキだ。」と、取り出した、ナイフを持って、こちらに近ずいてきました。

そして、ふくらはぎをシュッと切られました。その痛みに、少女は顔を歪めます。

今度は二の腕をザクッと切られました。次々と襲ってくる痛みに、頭がクラクラしてきました。

「次はー」と言っている、その父親に少女は(もうおしまいださようなら、お父さん、お母さん。)と覚悟

を決めました。すると、どこからか「やめろーーーー!!!!!!!」と言う大声聴こえてきました。

狂ってしまった、その父親は舌打ちをし、声の方に歩いて、行きました。そして、

後ろから小さな声で、「大丈夫?」と言われました。その問いかけに、少女は「大丈夫じゃない」

と答えた瞬間、意識が飛びました。

少女がきずいた時には、狂ってしまっていた、父親は倒され少年が、勝ち誇って、

そこに、仁王立ちしている所でした。

「貴方はだあれ?」とまだ、恐怖が抜けないまま、問いかけると、少年は「正義のヒーローさ!」と言

い、ニカッと笑いかけてくれました。

________________

_____________

________


これが私のトラウマだよ。」と光紗は苦しそうに笑いました。


優「話すの苦しかったでしょう?もう大丈夫よ。安心して?」と抱きしめてくれました。

光紗は涙を流しながらも、「うん!」と答えていました。


赤井「……で犯人は捕まったんだよね?」


光紗「うん。でも、もうちょっとで出てくるよ。」と


泣きそうな顔で答えました。

その時、優と赤井先生は(絶対に守らなきゃ……!)と心に誓っていました。


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