2話 対人恐怖症?
ーーー教室前ーーー
光紗(待っとけって、まだかなぁ?...そう言えば呼びに行った先生どこいったんやろ?)
国仲「~~入れ。」 光紗「はーい。」
国仲「大阪からの転入生だ。仲良くしてやってくれ。」 クラス「はーい。」
光紗「寺塔光紗です。宜しゅうお願いしますね。」 光紗は人見知りなりの満面の笑みを浮かべた。
その瞬間、皆の顔が朱に染まった。 光紗は?を浮べながらもこう言った。
光紗「先生。席は何処やろか?」
国仲「あっ、ああ。1番後ろの窓側だ。」
光紗「分かりました。」
美沙は少し挨拶をしながら1番後ろの席へと駆けていった。
国仲「後は、質問タイムでもしといてくれ。」
国仲先生は、逃げるように去っていった。
その瞬間、今度は美沙の顔が真っ青になった。
クラスメイトが押し寄せてくるのを見て絶句している。
人見知りなのに、知っている人が居なくなるというのは、拷問なのだ。
次々に質問が飛び交っている中、光紗は真っ青のまま、静止していた。
だんだん、みんなやる気が無くなってきたのか?と思っていると、再び質問が始まった。
冷や汗を流しながら、質問が右から入って左から抜けていくのを感じているの、
何だか、頭がクラクラしてきた。もうダメだと目をとした時、ある声がした。
?「止めたげなよ。困ってるよ?そんな事も分からないなんてアンタら馬鹿だね。」
?「ごめん。ちょっと言い過ぎたよ。ほんとの事だけど。」
その声が聞こえた瞬間何故か皆の動きが停止し、席に戻っていった。
何事がと顔をあげると、美人が立っていた。
美女「うちのクラスすぐガッツいちゃうから...大丈夫?
どうしたの?なんだっけ?対人恐怖症ってやつかなぁ?それだったら、凄く失礼だよねぇ。」
美女さんの責めるような言い方にみんなは固まってしまっていた。
そして数秒後、クラスメイトから謝罪の言葉が述べられた。
クラス「ごめんなさいっ!」
光紗「大丈夫だよ?こっちこそごめんね?...そう言えば貴方はなんて名前なの?」