カラーズの箱 ― 芸術大学に惹かれる理由
滅多にお目にかかれないキャラを参考にしています。
カラーズの箱 ― 芸術大学に惹かれる理由
私は、かつて不満ひとつない豊かな暮らしをしていた。
節約を意識する必要もなく、誰にでも優しくできる余裕があった。
けれど、楽な暮らしは時に世界を狭くする。
遠くへ行く理由もなく、挑戦する必要もない。
その閉じた感覚を、私は「箱」と呼んでいた。
パステルカラーの、決められた色しかない箱。
浪人生活に入ると、状況は一変した。
皆が同じ悩みを抱え、同じ壁にぶつかり、同じように努力していた。
芸術大学を目指す人たちは、節約しながらも作品に全てを注ぎ、難しい課題に向き合い、改善を重ねてい
た。
その姿は、私の箱には存在しなかった“濃い色”だった。
初めて結果が出た日、彼らの目が輝いた。
努力が報われる瞬間を、私は間近で見た。
その瞬間、私は気づいた。
――芸術大学の人たちは、色を自分で作り出せる人たちだ、と。
私の箱は、決められた色しかなかった。
彼らの箱は、混ぜれば無限に広がる“カラーズの箱”だった。
その自由さに、私は強く惹かれた。
努力で世界を広げる人たちに、心から興味を抱いた。
参考にしている家族この人達かなと感じたら優しくしてあげて




