2.
その地獄のような家での暮らしは、決して楽なものではなかった。
フェージャは人々の悪意の中で必死に生き延び、「愛」という言葉の意味をすっかり忘れてしまっていた。
些細な過ち一つで、養育係たちは容赦なく罰を与えた。
そして決まって言い聞かせるのだ――そのような振る舞いは、ソビエト連邦の市民にふさわしくない、と。
食事もひどく貧しかった。
だが、それも無理はない。いったい誰が、哀れな孤児たちのことなど気にかけただろうか。
こうして子どもたちは、愛を知らぬまま育ち、互いを傷つけ合うようになった。
それ以外のものを知らず、受け入れようともしなかったからだ。
もし良き教育者が彼らに与えられていたなら、模範となる子どもたちに育ち、国家の誇りとなっていたかもしれない。
しかし狂気のような日々が次々と流れていく中で、フェージャの性格はすっかり歪んでしまった。
養育係に殴られれば、殴り返すのが当然だと考えた。
しかも、二度と近づかれないほど、徹底的に。
やがて、ほんの小さな盗みも始めた。
その頃、彼は十五歳だった。
問題児である彼を引き取ろうとする者は誰一人おらず、フェージャは嵐に折られ、森の奥で朽ちていく古木のように、その地獄の密林で腐り続けていた。
だが、その家にも、若きフェージャに喜びをもたらす存在があった。
それが少女マーシャだった。
明るく、豊かで、ほどよく波打つ髪は、見る者の心を和ませた。
雪のように白い肌、優しく、どこか可笑しみのある笑顔。
絹のようなその美しい髪を、子どもたちは羨んだ。
女の子だけではない。男の子でさえも。
フェージャは、皆で「ザールニツァ」の遊びをし、同じ隊にいた時から、マーシャと心を通わせたのだと思い込んでいた。
そして当然のように、彼女も自分に好意を抱いていると信じていた。
毎朝、彼はただ一つの思いで目を覚ました――彼女に会うために。
だが、それはただ、若きマーシャの優しさにすぎなかった。
彼女は、別の少年に恋をしていたのだ。
屈辱と嫉妬から、拳は自然と握り締められた。
だがフェージャは、その少年に何もしなかった。
彼は決めたのだ――この説明しがたい温かさと、同時に胸を刺すような感情には、もう二度と触れまいと。
しかし、子どもたちはついにマーシャに手を伸ばした。
はさみを手に入れ、夜、眠る彼女のもとへ忍び寄り、あの美しい巻き毛をすべて切り落とした。
残ったのは、古びた箒の切れ端のように突き出た、醜い房だけだった。
すべては嫉妬からだ。
嫉妬が、あの美しさを殺したのだ。
フェージャは、その悪事が行われる音を聞いていた。
だが、何もしなかった。
くだらない雑事に関わる代わりに、彼は学業に打ち込み、孤児院にいる誰とも関わらなくなった。
そして十五歳にして、彼はすでに若きコムソモール員となっていた。




