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詩集:DEADEND GAME

ENEMY!

作者: 歌川 詩季

 嫌われるのも、嫌うのも。

 めんどうなものです。

 肩をぶつけたわけじゃない

 足を踏んでたわけでもない

 なんでそう目の(かたき)にするんだよ?

 にらみつけてたわけじゃない

 できることなら関わりたくもない

 どうか そっとしといてくれないか


 好意なんてものは 第一印象から

 減点方式で持ち点はもはやゼロ

 ていうより

 とっくに片足 マイナスにつっこんでるぜ

 お気に入りのブーツを犠牲に引っこ抜いたけど


 小さな円で囲んで この外は敵だぞと

 そうまで言われちゃ ここは一戦交えるしかない

 小さな円で閉ざして この中でひと息と

 そうまでしたって あんたとほっぺ つねりあう未来は

 避けられそうにないや



 舌打ちをしたわけじゃない

 笑いものにしたんでもない

 なのになぜ槍玉にあげるんだろ?

 矛先むけたわけじゃない

 お願いだから関わらないままで

 どうか ずっと過ごしてくれないか


 嫌悪なんてものは イベントあるごとに

 累積されちゃって反応も冷たいや

 ていうなら

 どっぷり腰まで 氷水つかりこんでる

 お蔵入りの口説き文句まで引っぱり出すけど


 大きな円を(えが)いて ここからは入るなと

 そうまで言われちゃ ここは一局お相手しかない

 大きな円に追われて すみっこでちぢこまる

 そうまでしたって あんたとお手々つないでる未来は

 やって来そうにないな

 嫌われないようにするのも、めんどうだったりしますけど(苦笑)

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― 新着の感想 ―
[一言] ロックな曲調にとても合いそうな歌詞だなぁと思いました。 うんうん頷きながら読ませて頂きました。 人を嫌うにもエネルギーが要りますから、できるだけそういう人とは関わり合いになりたくないですね。…
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