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ユタカ君


ユタカ君は小学五年生。

朝起きるのが少し苦手な男の子です。

今日も目覚まし時計のベルでは起きられずに、寝坊してしまいました。


お母さんに急かされながら、顔を洗って、朝ご飯を食べて、歯磨きをしてトイレに行ってと大忙しです。


柴犬のマルがそんなユタカ君の様子をうかがっています。

大好きなユタカ君にいつ遊ぼうって言ってもらっても良いように。

ユタカ君と視線が合うたびマルは尻尾を振って答えますが、ユタカ君は支度に忙しく、ちっともマルの元には行きません。


「いってきまーす!」

そうこうしている間に、支度を終えたユタカ君は玄関から駆け出して行きました。


ユタカ君の走り去った方をジッと見つめていたマルは、つまらなさそうに伏せをして寝始めました。


―マルはいいな。

 朝いつ起きてもいいし、学校に行かなくてもいいし。

 好きな時に遊んで好きな時に寝られるんだから。


そんなことを思いながらユタカ君は友達と一緒に学校に向かいました。

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