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え?本当は私が悪役令嬢!!(の予定!)

私は校門前で、彼女をまっていたけど中々来ないので、少し中に入りヒロインちゃんを、探しにまわった。

何やら中庭方面から声が聞こえてきたので様子を見に行くと、

ヒロインのカナリアさんと後ろには大勢の令嬢と子息達だった。

そして反対には我が愛しい姉様と、周りには何人かの令嬢達が睨み合っていた。その令嬢達の中には、婚約者をカナリアさんにとられたと騒いで泣いてる人もいた。

カナリアさんを庇う子息達はそんな自分の婚約者に見向きもしていない。


姉様は呆れた様子で反対にヒロインちゃんはうるうるな目で姉様を怖がっている。


「マリエ様っ、もういいかげん私に嫌がらせをするのは辞めてくださいっ」



「私がいつ何時何分貴女に何かしたのかしら。証拠はおありなの?」


姉様かなりイライラしている様子だわ。

カナリアさんの後ろにいる令嬢達も姉様を責めたてる。


姉様と一緒にいる人達は

「いいがかりですわ!いいかげんマリエ様の周りでウロウロしないでくださいませ!」

と色々言ってるわ。かなり険悪なムードね。



姉様はため息をつくとヒロインちゃんはまた泣き出して

「婚約者のエリオス様と私が仲良くしただけで私の教科書をやぶるなんて!」


ゲームでそんなことあったわね!



「貴女がご自分で破ってるのバレバレでしたわよ」



「皆んなにカップケーキを作って持ってきたら、貴女はゴミ箱に捨てたわ!」


うん!ゲームの悪役令嬢マリエの捨てた姿はなんか美しかったの覚えてるわ!


「貴女一人で歌をうたいながらモグモグと食べてたわね。上手に作れてよかったと大きな声で言ってたじゃない」



「私とエリオス様が恋仲だからって!!私が羨ましいからって苛めないでください!卑怯よ!」



「まぁ、エリオス様と貴方が?あら、おめでとう」



「そこは悔しがるとこ!!」


うん、そこは悔しがるシーンだけどね。

あぁ、でもどうしよう。このままじゃ姉様の評判が悪くなる一方だわ!それに断罪されるかもしれない!



令嬢達がガヤガヤと争ってた時にエリオス、クロ、スクアーロ達が現れた。

あれ、レオ君もいる。多分私を探してきたっぽい…


「マリエ嬢、またお遊びかい?よっぽど暇なんだね」


「マリエお嬢様大丈夫でしたか?なんかこうも、わかりやすいもんなんですね」


「うわーなんか面白れーことしてんじゃん。俺も混ぜてくれよ」


「…僕、マリア嬢探してただけなのに。何これ」


そんな四人が現れてきゃーきゃー騒ぐ令嬢達。


「…みているならエリオス様達が対処してくださいな」


ジロッと睨む姉様に余裕あるエリオス。

エリオスは頰を赤らめてる令嬢や子息達に笑顔を向けた。


「ふぅん、だいぶ半分に分かれた感じで手間が省けたよ。こんな短期間でわかるもんなんだね」



エリオス何をいうの!?え?まだ断罪イベントじゃないよね!!それって一年半先くらいだもん!

エリオスが企む顔くらいわかるよ!?



「ちょっとまったああ!!」



私は姉様とカナリアさんの間に入った。



「マリア嬢!!いた!いままで何処に行ってたの!生徒会の仕事が沢山あるんだからね!」


レオ君はすかさず私の方へ向かってきたけど

私はカナリアさんに向かって


「私がね!本当のエリオス王子の婚約者よ!!」



悪役令嬢は私よ!多分ね!!






「は?」


「ん?」


「え??」



皆んな固まっていた。


エリオスは私の肩をポンポンと叩き


「えと…マリア?君は何をして…」


「これしかないからね!」



私は大丈夫と言ったでしょ!任せて!と言ったらエリオスも固まっていた。


そう、このシナリオを回避するにはやっぱり私が姉様の代わりに婚約者になり悪役令嬢になるわ!!


ヒロインのカナリアさんはポカンと口を開けて


「え、は?何を言って…」


私はカナリアさんの手を握り


「私!貴女と二人でお話したいので失礼しますね!!皆さまご機嫌よう!!」


カナリアさんは何か騒いでたけど、二人っきりがいーからね!!








マリアとカナリアが去った後、エリオスとマリエはカナリアのそばにいた令嬢や子息を品定めするかのように、見て笑いだす。



「ふふ、まったく今からこの方達の家の悪業をバラし退学まで持ち込む資料もできていたのに…」


薔薇の扇を持ちながらクスクス笑うマリエにカナリア派の人達は


「こ、婚約者はマリエ様で苛めとか、、、いえ、私が婚約者になるのが妥当で」


と、やはり婚約者の座を狙っていた令嬢達が数人。


「まあ、カナリアさんは後回しにしといて、君達には言ってなかったっけ。僕の婚約者はマリアだけだよ。


さて、君達は随分、暴れてくれて非常に助かったよ。家の悪業をすぐに知る事ができ、今後僕にとって価値あるものか早く知る事ができて良かったよ」


カナリア派は青ざめた。


そばにいたクロがそれぞれの家の悪業のチラシをばらまいた。

沢山バラまける自分達の悪業の記載が書かれていた。


スクアーロは文句あるやつはいるか?と脅しをかけていた。



マリエ派の方は


「エリオス王子の愛ですわね!」


「マリエ様も妹のマリア様を守っていたのよ!」


「私達は家も含めて前面的協力しますわ!」



マリエとエリオスは互いに見つめ笑いあった。


「他の貴族、他国のものの署名をあの馬鹿国王と三馬鹿トリオに送りましたわ」


「あぁ、これであの馬鹿な親達は黙ってないだろう」


二人はカナリア派に向きなおり


「「さて、こちらの方達はどう始末しましょうか」」






この日断末魔が聞こえた。スクアーロとレオ、クロは



「あそこに悪魔二人がいた…」


そう呟いた。


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