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15/30

え?テスト勉強とチョコレートと愛は勝つだよ!

「ねえ、マリア嬢。君なんで勉強できないの!?」


私の机の前に腕を組みながら叱るレオ君。


さて、クラス替えがあり、なんとレオ君と同じクラスになりました!今は仲良しになってます!レオ君だけなんだよねえ、私に声をかけてくれるの。

相変わらず、クラスの子はよそよそしい。

あれかな、納豆の匂いがするんかなあ…



「僕の話を聞いてる!?」


「レオ君はしっかり者だねえー」


「な、何言ってるの」


レオ君は口は悪いけど、なんやかんや面倒見がよくこのクラスでも委員長をしています。さすがだね!





「マリア聞いたわよ。貴女テストの結果があまり良くないらしいわね、そしてクロっ。ミルクが薄いわ」


優雅にミルクティーを飲んでらっしゃる姉様は今日も可愛いです。

私の隣にはエリオス、レオ君、そしてスクアーロが一緒にスコーンを食べていた。



「エリオス王子はどう考えているんですか?

今、目の前にのほほんとスコーンを5個食べてるあの子は将来の王妃なんですよね?僕将来不安です」


いや、王妃なるのヒロインちゃんだよー。


「レオ君、スコーン無くならないから心配ないよ。食べる?」


「僕、胃が痛くなってきた…」


レオ君はエリオスに何やら訴えてますがそんなにスコーン好きだとは知らなかったよ。



「うーん、これはたしかに点数ひどいかなあ」

私のテストを何枚か見ながらニコニコ笑顔で話すエリオス。

…あれ?怒ってる?



「え?あの、えと、あ!姉様もスコーンをっ」



「ふふ、マリア…私の考えててることわかるかしら?」


微笑んでくれる姉様。うん。なんか冷たい笑顔よ。冷たい笑顔もまた可愛いよ。


なんか二人とも、怖いです。スクアーロに助けを求めて見つめたら思いっきり逸らされた。

クロはただ微笑んでるだけ。

レオ君は…胃薬飲んでた。


「…スッ、スコーン食べたら頭がスコーンってなっちゃった!なーんて!ハハ!って……二人共スコーン…たべる?」


二人はゆっくり私に近いて


「「勉強しなさい」」




「次のテストまでオヤツは禁止よ」


え!禁止!?!


「次回のテストの結果ダメなら王宮のいちじくチョコレートケーキもう食べれないかもね?」


へ!!何それ!あのチョコレートケーキ食べれなくなるの!?



「そ、そんなぁああああ!」


私は泣いた。そして大嫌いな勉強を始めた。

チョコレートケーキ好きだもん、それに私が馬鹿だと姉様恥をかいちゃうもんね!スクアーロはなんか「え、今更」とか呟いてたけど。何がよ?私本気だすわ!


そしてエリオス!チョコレートケーキという人質をとり私の自由を奪ったのは許さん!見てなさい!私はチョコレートケーキを絶対食べる!





一週間が経ちました。



「雨にもまけず、風にもまけず、雪にも夏の暑さにもまけぬ、、、そう、そうよ。こうして宮沢さんは頑張ったの、…だから勉強。ふふ、勉強…」


目の下にクマが出来てぶつぶつと歩くマリアに周りの者は


「マリアさま、今日も可愛いらしいね」


「はかなげでか弱くて守ってあげたくなるね」


惚れ惚れと見つめていた。

クラスが一緒のレオは呆れて

「なんで皆んなにはそう見えるのか不思議だよ…」



「マリア嬢、これ飲みなよ」


スクアーロとクロ、トムも私の心配をしてくれて沢山お菓子を持ってきてくれた。


「レオ君…リポビタンDね」


「栄養剤。なにそのリポペテンって。はあ…僕が言うのもなんだけど、もう無理な事はしなくていいんじゃない?そんなにクマできて」


「私もマリアお嬢様の体調が心配です」

クロは心配しながら沢山のお菓子を見せて食べましょうと誘惑する。


「ほら、俺もさ勉強苦手だけどあんまり無理しないほういいんじゃないか?ほれ、沢山チョコレートのお菓子を持ってきたぞ!食べようぜ!」


私は首を横に振った。


「みんな、私には負けられない試合なのよ」


「マリアお嬢様テストの話ですよね?」

トムは首を傾げる。


「ふっ…男にはね、負けられない、譲れないものがあるのよ!」


姉様の愛とチョコレートケーキは譲れないの!


「いや、君、女の子だよね」

何言ってるのとレオ君は見ています。

でもね

「皆んな!!諦めたら試合は終了なのよ!」


四人共口をポカンと開けて驚いてたようだけど、愛は勝つの!



「はあ…どれがわからないの」


レオ君は私が持っていた本を取りだす。


「レオ君…いいこだねえ!ありがとう!」


「いっ、いいから!ほらどこがわからないの!」


クロやトムも混ざり私達は一緒に勉強をした。






「僕の可愛い婚約者を見つめてるようだけど心配なの?マリエ嬢」


「あら、エリオス様。ごきげんよう。人の心配よりもご自分の心配されたらどうかしら?」


エリオスとマリエはにこやかな笑顔で話す姿は周りは羨ましそうに見ていた。


「僕?あぁ、次のテスト?大丈夫だよ。僕は一位だから」


「そういつも余裕なのも今だけですわ」



「あははは」


「ふふふふ」







テストが終わり私はようやく解放されたので、遊びまくった!とにかく遊んだわ!

そしてたっぷり寝ました!


皆んなテスト結果が気になるようね。多分私は中くらいかなあー勉強頑張ったし!


「お、お嬢様!!大変です!」


クロが私の元に駆けつけてきた。

「どうしたの!?ハッ!まさか、あれがバレた!?」


「アレってなんですか?いや、違います!とにかくきてください!」

クロは私の手をとりテストの結果発表まで案内をしていた。

プルプルと青ざめているレオ君がいた。


「う、嘘だろ…?僕が二位…」


「マリアお嬢様!お嬢様が一位ですよ!」


スクアーロもかけつけてきて、

「お前やるじゃん!」

クシャクシャと私の頭をなでるスクアーロ。

うおぉ!テスト結果一位とは!私びっくりだよ。ここの世界日本の小学生レベルの授業じゃないからついていけなかったんだけど頑張ってよかった!


「マリアお疲れ様。さすが僕の婚約者だよ」


パチパチ拍手して登場してきたエリオスに周りにいた生徒はスラーとよけ始める。

エリオスの隣には愛しの姉様がいた。

なんだか上機嫌な姉様!


「姉様!みて!私一番とったよ!」


「ふふ、流石はクリスタルティーン家であり私の妹だわ」


「マリエ嬢もすげえじゃん?エリオス抜いて一位だし」


「スクアーロ本当に??!わあー流石!姉様!日本一!」


「お嬢様ニッポンイチってなんですか?」


クロよ!細かいことは気にしてはだめよ。

後ろでパチパチ拍手をするエリオスは姉様におめでとうと笑顔で言ってくれていた。

「僕は君を甘くみてたようだね」


「あら、わかってくれてありがとうございます。私少し用事がありますのでこれで失礼いたします。マリアまたあとでね」


そう姉様はそそくさと何処かへ向かった。


「マリアにはご褒美が必要だね」

エリオスは私の頭を撫でてご褒美があるらしい!え!やった!今まで魔王とか腹黒と呼んでてごめんなさい!

「ご褒美!チョコレート?!チョコレートかな!」


「そうだね、皆んなでマリアの好きなチョコレートケーキを食べにいこう」


私は勉強頑張った甲斐があったわ。

ルンルン気分よ。


「あれ?レオ君は行かないの?」


何やら落ち込んでるレオ君。一体どうした!?


「僕が二位……ふ、僕体調悪いから遠慮するよ」


「残念。うんまた明日ね!」


レオ君にバイバイした後、私とエリオス、クロとスクアーロ四人で以前エリオスと一緒に行ったチョコレート店へ食べに行った。姉様とトムは後で合流かなあ。



「つかエリオス、今回のテストわざと負けたよな?それプライド高いマリエ嬢に知られたらさー」


「ん?何が?あ、トムも今回テストの結果が良かったようだね。だからご褒美に薔薇園のカフェチケットを彼に“二枚”渡してあげたよ」


「…腹黒っ」



チョコレートスフレ美味しいー!!!ふわふわだよう。

「マリアこれも新作のナッツチョコだよ」

エリオスは私に美味しそうなチョコレートをくれた。あとで姉様にもあげよっと!


「食べるー!」


んーただなんか私忘れてるような気がするんだけどなあ。


ま、いっか!!!










「トッ!トム!」


「あ、マリエお嬢様聞きましたよ。一位とったんですね。おめでとうございます」


「ま、ままままあね、クリスタルティーン家の長女としては当然よ!」


「僕もクロ君ほどでないけど、マリアお嬢様を見て今回頑張りました。マリエお嬢様も一位をとったことだし、僕と薔薇園のカフェチケットいきませんか?」


トムは薔薇園のカフェチケット二枚をマリエに渡してニッコリ微笑んでいた。


「バ、ババラえんっ、チケットっ!」


「あ、やっぱりマリアお嬢様達だけ仲間ハズレはだめですよね。この二枚良ければお嬢様と二人で」


「いっいくわ!行ってもよいわよ!?私暇ではないけど暇でもあるわ!」


トムは真っ赤な顔をしたマリエを見て


「はいっ」

































「おかしいわ…


今日あたり王立図書館で幼いレオ君と出会うイベントのはずなのにっ!


ちッ。なんなのよ?!


ハッ!!!


ヒロインは余裕もたなきゃだめだめ!」

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