え?元気だよ!ただいま帰りました!
私やエリオスは勿論、他の子供達も無事保護をされて無事助かった。私は1日間だけお城で事情聴取も含めてベットで安静をしていた。
「あー恋しい。姉様元気かしら」
スクアーロは助けにきてくれたからあの時会ったけど、クロやトムともあの事件からまだ会っていない。皆んな無事みたいだけどさ、私も早く家に帰りたいよ。
コンコン
「はいっどうぞー」
部屋へ入ってきたのはエリオスの父。
となぜか不機嫌な我が父だった。
「あ、だい…王様」
ベットから降りて挨拶しようとしたが
「挨拶は良い。そのままでいなさい」
キラキラスマイルで微笑まれると、エリオスが大きくなったらこんな感じだわと思った。かなり似てる。
「君がエリオスの婚約者だと聞いてはいたがこうやって会うのは初めてだな。私は会いたかったが”誰かさん”が、中々君と会わせてくれなかったのだよ。
さて、今回の事件に巻き込まれ怖い思いをしただろう」
穏やかな口調でこの前大魔王と感じたオーラの面影は今はない。
「王様、エリオスは?エリオスは大丈夫?」
王様は私の頭を撫でて大丈夫だと言ってくれた。
後ろにいた私の父様はなんだか怒り爆発で国王と私の間に入りだした。
「だああ!そうやって私の可愛いマリアをたらしこむのか!いつもそうだ!お!?やるか!?」
国王は父様を虫ケラを見るようにため息をしながら
「お前は学生の頃から変わらんアホだな」
二人は何やら言い合いになっていた。
「王様と父様は学生の頃から知り合いなの?」
二人は私の方へ向き直り真剣な表情で
「「くされ縁だ」」
突然父様は私と姉様の自慢をし始める。
お、私も姉様自慢なら話入るよう!
「ウチの子は本当に良いこに育ったんだよなあー。誰かさんとは違って父親の?教育?ってやつ?」
「私からみたらお前達夫婦は一時期末娘ばかり構っていたようにみえたがな」
「んぐぐっ!マッ、マリエは学年では成績は優秀なんだよねえ!!ほら、娘って父親に似るっていうじゃん!?」
「そこは親子共似ているな。“二位君”。
ふっ…私の息子はどうやら私に似ているようだな」
「二位っていうな!!だからお前は昔から敵ばかり作るんだ」
「私は貴様のその頭の中身がまったくわからん」
あ、うん。なるほどなるほど!ふふ、なんか二人の関係性見えたよ!
「二人とも親友と呼べる仲良しさんなんだね!」
二人は固まっていた。あれ、いつぞやのエリオスと姉様みたいな反応だった。
早く家に帰りたいな。
姉様に会いたいな。
きっと怒ってたり泣いたりしてるかなあ。
「やあ、マリア家まで送るよ」
エリオスも体調が良くなったのか私の部屋へ来て送ってくれるらしい。
帰る準備をし、父様は?と、ちらっと見たらまだ王様と仲良くおしゃべりしてるみたいだった。
「え?何?では私のマリエは君の息子さんには勝てないとでも!?大体お前は勉強しかできないくせに昔から女性にモテたり、私の大好物だったチェリーパイ!あれを私の分までたべてた!あーそうだ!思い出した!あれはな、俺の妻お手製のチェリーパイだったんだ、それをお前はさー」
「…何10年前の話をしているんだ」
エリオスは冷めた目で二人を見てはあの二人は放っておこうと私達は馬車に乗り我が屋敷へ向かった。
会いたいなー。
姉様に早く会いたいな。
皆んなにも会いたい。
いつもの道を通り、屋敷が見えた。
門の前には見慣れた人達が沢山迎えにきて待っててくれていた。母様は泣きながら何言っているかわからないけど心配してくれてたのよね。
隣にいたエリオスは何も言わずただ微笑んで
「ふふ、やっぱり可愛いらしいね」と褒めていた。
えっっ!エリオスまさか熟女好みだったの!?
たしかに私のお母様は金髪で姉様は母様似だから惚れてしまう美しさは認める!でも私の父は強いよ!
初恋はあれか!わたしの母か!?そしてヒロインと出会うのだね!
「エリオス!ファイト!」
「…よくわからないけど絶対君が考えてるようなことではないからね」
トムやクロ、レオ君もいた。
「レオ君もいる!お見舞いきてくれたの?」
レオ君は呆れた顔で
「君さ!もう少し周りを見て行動すべきだよ!」
と叱られた。
トムは花束をプレゼントしてくれた。
「おかえりなさいませ。マリアお嬢様」
うん、いつもの和やかーなトムだね!
「お嬢様…私がよわいから…すいませんでした」
涙いっぱい流すクロ。あの鬼畜キャラのクロはもうここにいないんだなあ。泣き虫さんだなあ。
私はクロの頭を撫でて
「クロ。泣いちゃ綺麗な顔が勿体ないよ。ほら私元気だよ!ね?んーと、あ、ただいまっ!」
ここはさ元気アピールしなきゃね。
クロは頰を赤らめてから笑顔で
「…おかりなさいませっ」
スクアーロはいつもの笑顔だけど、あれ?頭にタンコブできてまっせ。どうした?!
「スクアーロ、頭にたんこぶできてる」
「おう!今回のことで色々と父さんにすっげぇ叱られた!でもな俺これから強くなるから!」
ドヤ顔のスクアーロ。
皆んなに心配させちゃったね。
今回ばかりは私も反省して、ちゃんとした納豆爆弾を改良しようと私は誓うわ!
うん!私も強くなる!
「マリア」
あぁ…ほんの1日しか会えなかったのに。
懐かしい声だね。
泣いてるわけでもなく、怒っているわけでもない。
気品があり金色の美しい髪、推しである私の姉様が目の前に立っていた。
「おかえりない。マリア」
「姉様!!ただいま!!!」
会えなかった分私は目一杯抱きついた。
チャンチャン
「ふふっ、今回は小さなスクアーロ様と
会っちゃった!
本当ははげますイベントだったけど大丈夫よね!
わたしヒロインだしっ!
エリオス王子様はわたしと恋におちてお妃にするの。
スクアーロ様はわたしを守ってくれるナイトになるの。
クロ様はわたしに依存しちゃうけど忠実な部下になるの。
レオ君はわたしを好きなって可愛い可愛い私のお人形さんになるの。
うふふ、たのしみだなあー
はやく学園いきたああああい!
ゲーム開始まであと少し!」




