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~僕の忙しい学園役員生活~ 彼女の気持ちには気づけない

遅くなって申し訳ございません。

投稿するのをすっかり忘れていました。

ゆっくり投稿したいと思いますので次回もしばしお待ちください。

第2章

(キーンコーンカーンコーン)「よし、これで今日は終わりだから居残りせず早く帰れよ。」担任の話が終わりクラスメート達は帰り始めた。その群れにならい、僕と万理香は生徒会室にに向かった。



(コンコン)「1-Aの立川です。」「深草です。」「おっ、時間通りだな、入りたまえ。」

「「失礼します、」」「よく来たな、生徒会へようこそ。」「す、すごい」初めて入った生徒会室に僕は驚きを隠せなかった。部屋はとても豪華でここだけ学校では無いような部屋の佇まいだった。

「まあ、驚くのには無理はない。とりあえずそこに掛けたまえ。」「は、はい。」「失礼します。」隣の万理香はすごく落ち着いていた。

「さて、自己紹介がまだだったな。私は深草詩乃(しの)、名前から分かるようにそこにいる万理香の姉だ。さっきは急に頼んでしまって悪かったな。何故だか君と万理香の組み合わせなら上手く行くと私の感がビビっと来たんだよ。」「は、はあ。もう決定した件は良いんでどう言う仕事をするのが生徒会の役割か教えてくれませんか。」「積極的なのは嬉しいな。万理香にはもう言ってあるが学校の改革の手伝いをしてもらいたいと思う。具体的には行事等の運営に力を貸してもらいたい。さっき山内先生に聞いたが君に関してはクラス委員なんだろ?クラスの意見も聞きたいから役員として頑張ってくれ。」

あの先生、面倒臭いとか言いながら何チクってんだよ。そんな気持ちを押さえ込んで「はい、わかりました。これから頑張っていくのでよろしくお願いします。」「私もよろしくお願いします、姉さん。」「こちらこそよろしく。じゃあこれから今後の予定を決めていくからメモの準備をしてくれ。」

そこから話し合いが始まり気がつくと時計の針は2周回っていて、辺りはオレンジ色に染まっていた。

「今日はここまでかな、今日はありがとう。明日からも頑張ってくれ。」「はい、お疲れ様でした。」「では姉さん、先に帰っておきますね。」「分かった、2人とも気を付けて帰るんだぞ。」「はい、では失礼します。」こうして僕達は帰路に着いた。



帰り道の中「万理香さんってお姉さんと仲いいの?」

と、気になったので聞いてしまった。「うーん、仲が良いか悪いかで言われれば...悪い仲になるんですかね...。」「それってどう言う...あっ、ごめんいきなりこんな事聞いて。」「いえ、気にしないでください。実は、私たち義理の姉妹なんです。小さい頃に母が他界し父が再婚した相手にいたのが姉でした。小さい頃の私は姉ができて喜んでいたそうです。ですが次第に歳月が経つにつれて私は姉に嫌悪感を抱くようになってしまいました。どうして姉は私と違ってこんなにも出来るんだろう、私は姉に抱いている嫌悪感を無くすためにひたすらに努力しました。最近は話せる様にはなりましたが今でも私は姉が嫌いです...。あっ、こんな話を聞かせてしまってすみません。困りますよね...。」僕はこの話を聞いてある1つのことを思った。「それって普通の考えじゃないのかな?お姉さんができる人なら妹に対してかかるプレッシャーも凄いものだと思うんだ。それでも努力している万理香さんはすごいと思うな。」そう言うと僕はまた進み始めた。万理香さんは夕焼けに隠れて見えなかったが顔が染まっていた。




その晩、今日あった事を理恵と電話しながら話していた。「いやー、ホントに大変だったよ。」「そりゃそうだよ。だって生徒会とクラス委員の掛け持ちだよ。大変だと思うよ。」「お前他人事みたいに言うなぁ。」「ごめんって。」「けど、あの生徒会長すごい人だよ。何かオーラを感じるんだ。あの人の下なら楽しく仕事が出来そうなんだ。」そう理恵に話していると「ふーん...。」「どうしたの急に?」「別に何も無いし。もう用事あるから切るよ。おやすみ」「あっ、ちょっと待てよ。」ツーツーツー、切られてしまったようだ。「なんだよアイツ。」急に切られて少しイライラしてしまった僕はいつもより少し早いが寝ることにした。




「孝次のバカ。」いくら楽しいからってあんなに楽しそうに言わなくても良いのに。あんなに楽しそうにされたら嫌でもヤキモチ妬いちゃうよ。早く自分の気持ちを孝次に伝えたいけど今朝みたいなこと言われちゃたら伝えにくいよ。どうしよう...。




「どうしたら良いんでしょうか。」孝次さんにあんなこと言われちゃいました。どうしてでしょう胸がとても痛いです。明日からどんな顔して孝次さんに会えばいいんでしょう...





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