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コンバットオブディバイン  作者: 野口 レミ
第二章 交流戦
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アリーナで

アズ姉の提案があった放課後、代表四人とアズ姉、ディル、サルビアの七人がメインアリーナに呼び出されていた。

「今日は貸し切りにしちゃいました~」


そういうアズ姉はローブを着てすぐにでも戦える状態だった。

「メインアリーナ貸し切りにできるなんてさすが生徒会長だな…」


ディルもローブを着て生徒会長の権力に感心している。

「早速ですが二週間後の交流戦に向けて今日から毎日ここで特訓していただきます。」

「毎日⁉」

回復魔法とマネジメントの担当として呼ばれていたサルビアが言ったことに対して椿達は驚きの声を上げた。

「そうよー、もう交流戦まで一週間しかないんだから特訓あるのみよ」

「無駄です、お兄様、あの姉妹は一度言ったことは変えないしまいですからね」


そうだったな…と椿が思いながらため息をついていると横にいたガーベラから頑張りましょうと言われ椿もやる気を出すことにした。

「それではこの特訓中ですが基本的に魔力の持続時間向上と一対一を何度もやっていただきます」

「え、まじ?」


椿達のそんな言葉をまるで聞こえなかったかのように特訓が始まった。

「じゃあ、まずガザニア君対マッケンジー君行くわよ」

「はい!」

「よっしゃー!」


二人がアリーナの中央にスタンバイする。

「他の皆様はこちらへ」

サルビアに言われてアリーナの端に行くと床に魔法陣が組み立てられる。

「これはサルビアの魔法陣なのか?」


椿が尋ねるとサルビアが頷いた。

「私が皆さんに出来ることはこのくらいですから。」

そう言うと、サルビアは杖を取り出し魔法を唱えた。

【バリアスペース】


すると魔法陣が光りだし光のドームが椿たちを囲む。

「これである程度の技なら防ぐことが出来ます」

サルビアがこちらを振り返りながらそう言った。

「すごいですわね」

「こんな高度な技使えるなんてさすがサルビアです!」

うずとアズレアがそう言うと。

「これでも生徒会長の妹ですから」


冷静にそう答えていたがその表情は嬉しそうだった。

「では私達の特訓の説明を始めます」

サルビアはそう言うと手にバインダーを出現させた。

「まず皆さんの魔力の限界を測らせていただきます」

「測るってどうやって測るんだ?」

椿がそう聞くとサルビアからひし形の石を渡された。

「これは魔法石です、魔力を流すと光るのでこれに魔力を流し続けてください」

サルビアが言うには魔法石の光が消えるまでの時間を計るというものらしい。

「ガーベラさんは一度暴走してしまっているので念のためですが気を付けるようにお願いします」

「わかりましたわ」

「では、皆さん魔力を流してください」

サルビアがそういうと、椿、うず、ガーベラの三人は魔力を流し始め魔法石が光りだす。

「全員魔力が流れましたね、ではそのまま魔力を流しながら試合を観戦しましょうか」

椿達は魔力測定をしながら二人の試合を観戦することになった。


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