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コンバットオブディバイン  作者: 野口 レミ
第二章 交流戦
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残りの参加者達

「これが四校交流戦の主な参加者です」

「ありがとうサルビア、みんな強そうだな」

「ですが、私たちが頑張れば優勝も夢ではありませんわ!」

ん?今気になることを言っていたような

「ガーベラ、今なんて?」


そう聞くと、ガーベラが得意げに言った

「私も代表に選ばれましたわ!」

なんとなくそんな気はしていたがやはりか……

「じゃあ、交流戦ではお互い敵同士だな」


椿がニヤリとしてそう言った。

「次は負けませんわ!」

「のぞむところだ」


二人でそんな掛け合いをしているとサルビアが。

「他の二人はどなたかは二人とも知っていますか?」

ガーベラの方を見るとガーベラも首を横に振っていたのでどうやら知らないみたいだ。

「他の二人は誰なんだ?」


椿が聞くとサルビアが。

「学園に着けばわかります、二人ともよく知っている人物ですよ」

よく知っている人物というと何人かしかいないのだが。


そんな話をしながら学園に到着すると残りの二人の代表が誰なのかがわかった。

「まさか、うずとガザニアだったとはな」

「はい!頑張りましょうお兄様!」

うずが跳び跳ねながらやる気を見せる。

「まさか、僕も選ばれるとはね」

ガザニアがどこからかやって来て声をかけてきた。

「ガザニアも強そうだな」


椿がそういうと隣にいたガーベラが得意げに。

「私の双子の弟ですもの、当然強いですわ!」

「ちょ、ちょっと姉さん!勝手にそんなこと言わないでよ!」

ガザニアが照れながら否定している。

「うずさんは確か学年トップの成績でしたわね」


ガーベラがうずに向かって問いかけた

「一応トップですが成績だけではウィザードトーナメントでは勝ち上がれませんので」

うずが淡々と答えた

「そうか、うずは学年トップだったんだな」

椿が感心していると、うずは両手を頬にあて照れていた。

登校してからはそんなやり取りをして学年の違う、うず以外の四人は自分の教室へと向かった。

「はよーっす椿!ガザニア!」


教室に入るとディルが朝から鬱陶しいほどの元気な挨拶をしてきた。

「相変わらず今日も元気だね…」

ガザニアが苦笑いであいさつを返した。

「それより聞いたぜ?二人とも交流戦の代表に選ばれたんだってな」

「情報が早いな」


椿がそう言うとガザニアが

「ディルは新聞部に所属しているからね」

と教えてくれたのだが。

「ん?ちょっと待て新聞部ってことはこの前の俺の二つ名を考えたのは…」

椿が疑惑の目を向けるとディルはウインクしながら親指をグッと上にあげた。

「お前か、あんな恥ずかしい二つ名考えたのは」

「恥ずかしいとはなんだ!かっこいいじゃないか桜花の剣聖」


そんな言い合いをしていると担任のミラー先生がホームルームのために入ってきた。

「おーい、言い合いをしているやつもそこまでだホームルーム始めるぞー」


先生に席に着くように言われたのでまた後でじっくり話すことになった。

「えー、もう知っているやつもいるかもしれんが交流戦の模擬ウィザードトーナメントにわがクラスから芳乃 椿とベル姉弟の三人が代表として出場することになった、皆サポートしてやってくれ」

先生がそう言うとクラスのみんなから拍手が起こった。

「いやー、我クラスから四人中三人が選ばれるなんて先生は誇らしいぞー」

ミラー先生がうんうんと腕組をしながら頷いている。

「祝ってやりたいが一応義務だしとりあえず授業を始めるか」

先生のその一言で学園の一日が始まった、そして昼休みのことだった。


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