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コンバットオブディバイン  作者: 野口 レミ
第一章 魔法学校へ
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プロローグ 人類の進化

人類は脳の機能の半分も普段使っていないという有名な仮説をご存知だろうか?

5年前、一人の科学者が発表会でこう言った。


「私はついに人類を進化へと導く鍵を見つけた、私が君たちを次のレベルへと導こう!」


そう言った科学者は一人の女の子を壇上に上げた。

その子は黒髪で目の光沢は失われていた。


「この子は次のレベル、すなわちレベルセカンドに達した初めての子供、私の背術を受け人間の力の鍵を外すことができその結果魔法が使えるようになったファーストウィザードなのです!」


そう言うと少女が杖を持った片手を前に突きだしこう唱えた。


【フレア】


その瞬間少女の目の前から炎が弾けた。


「このように、もう魔法はおとぎ話ではありません!」

「私の背術を受け、たくさんのウィザード達が生まれれば、これからはスポーツや医療など様々な分野で魔法が活躍するでしょう!」


すると会場から


「こんなものでたらめに決まっている!」

「ふざけるのもたいがいにしろ!」

当然の反応が起こる。


すると科学者は不気味な笑みを浮かべながら言った。

「口で分からないのならその身をもって知るがいい。ユキ見せてやりなさい。」


ユキと呼ばれた少女が手を会場にいた者たちに向けこう唱えた。


「無に帰れ……」


【ディメンションバースト】


次の瞬間会場の大部分がえぐりとられた。

「私は見たいのだ、最強のウィザードの誕生を…」

これが人類の前に初めて魔法使いが現れた瞬間だった。

そしてファーストウィザードの事件から約半世紀が経過した。


圧倒的な力を持ったファーストウィザードの前に各国の政府はどうすることもできずにウィザード化手術を義務付けるという選択をした、軍事利用はしないという協定とともに。

その結果、街にはウィザードが増え様々な用途で使われていた。


そんななかある変化が起こっていた。

背術を受けた第一世代のウィザード達が結婚し、できた子供からごく稀に産まれつき魔法が使える子供が産まれることがわかったのだ。


さらにその子供達は手術を受けた者には一つの種類の戦闘魔法しか使えないところ二つ以上の戦闘魔法が使うことができ魔力の量も桁が違うことも判明している。

人々はその者達を「ディバイン」と呼ぶのであった……


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