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Nov08
11/8
あの頃の君はもう少し小さくて
抱けるほどの重さだった
無邪気にブランコ揺らしては
私を呼んでくれた
澄んだ可愛い声で
無防備にジャングルジム登っては
振り向いて私の姿を追っていた
危なげに階段昇っては
滑り台無邪気に下りて
公園の片隅通り過ぎるたび
君の影に彷徨って
子供達の声で消える
あの頃に戻れない
あの日の君もいない
街を歩けば手を繋いだ想い出
そこら中に溢れてる
歩くたび抱えきれず
霞む記憶が額に揺れて
愚かに慣れた道迷う
君が消えた街
あの初夏の季節戻れたなら
伸ばせなかった手を伸ばして
止めたのだろうか
きっと何度戻っても
止めなかっただろう