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ソロクランなのです、寂しいのです。①

オレ氏実はソロクランのマスターなんです。


えっ?何でクランファイトに出てるかって?


そりゃ少しでも上位に入って強いカード欲しいじゃん、参加自体はクラン作ってれば誰でも参加可能だしね〜。


クランファイトを簡単に説明するとトーナメント形式でクラン同士最大10対10人で戦闘を行なって相手のチームを全滅させたらそのクランが勝利になるっていうシンプルなもんだ。


オレみたいにソロクランのマスターとして参加すると大勢いるクランと当たると勝ち目ないんだよね・・・


大体が1対10だしね。


周りから見るとオレが戦った時は何で1人で戦って生き残ってるか疑問視されてるけど「運が良かっただけ。」の認識されてるらしく実際どうやって攻撃してるか、対策もあんまり練られていないらしい。


何せ注目を集めるのはこの「大楯」で本命のセントリーガンに気がつくやつ稀なのである。


それにオレの戦闘スタイルが罠師という点も勘違いされやすく、よく戦士だと思われちゃうんだよね、そのおかげで勝ててるんだけど。


あー誰かとPT組んでクランファイトに参加してみたいわー、今回は運が良かったけどソロだと開始早々に囲まれて詰みになること多いもんなーそんで参加賞のカード貰って終わり・・・ってのが続いてるんだよな。


一度でいいから上位位に食い込んでいいスペルカードもらってみたいわー。


そんなこと考えながら進んでいるとオレのことを探しているプレイヤーがいると探知が教えてくれる。


セントリーガンを1機茂みに隠しながら展開し様子を伺う。


不意にこちらに気がついたのか相手は俺めがけて全速力で接近をしてくる。


(なっ!あいつ探知持ちなのか!?流石に気がつくの早すぎだろ!!)


とにかく大楯に手を伸ばす。


ピョーン!


相手は俺の上を華麗にジャンプで飛び越え走り去っていった・・・


(なんだ、たまたまこっちに走ってきただけか・・・驚かせやがって)


そう内心ぼやきながら走り去った相手に毒矢を放った。


見事に命中、不意打ちによる完全勝利と思いながら対象を観察しているとまるでダメージを受けていないのである。


(まいったな・・・あれでダメージが無いってなると割と詰みじゃね?隠れてるのバレただろうしな)


次の一手を考えつつ対象を観察する。

先ほどまで視界の悪い森の中を高速で移動していたそれは周りを見渡しオレのことを探したがすぐに諦めてさらに奥に走っていった。


(おーい、オレはここだぞーついでに麻酔弾でもくらっとけー)


疾走する追跡者は麻酔弾ヒット後1秒で夢の中へ落ちていくのだった。


あぁ・・・HPの高い前衛のお仲間がいたらこういった場面でも多少楽になるのになぁ・・・

主人公のシート君は状態異常攻撃で有利が取れないと現状ではまず勝負に勝つことはできません。

あと、勝利条件に制限時間内に相手のクランより対戦相手の数を減らせたら勝利という条件もあります。

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