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エピソード6 絶望の入り口 序章2

目を開けると城が跡形も無く壊されていた。


いきなり目の当たりにしたその光景は言葉にならないほど酷く残酷なものだった。



恐怖を感じ、その場から離れようとした時何やら生温かい感触に気づく。



・・・3人が血を流して倒れている。



洋服が見覚えのあったので、まさかと思い顔を見てみた。


「嘘だろ・・・こんなことってあるか」



これまで味わったことのない苦しさが僕の心を満たしている。




僕は何のために異世界へ来たのか?

それはもちろんこの世界で一から幸せな人生をおくりたいその一心でここに来たんだ。


前世では親の借金を背負わされ、毎日が地獄だった。


「ただ冒険がしたかっただけなのにどうして僕は前世でも今も不幸な目に遭うんだ!」





初めて自分のことを心の底から大切に想ってくれる両親に出会えたんだ。

一緒に笑って泣いてくれる仲間と巡り会えたんだ。


これからたくさん冒険出来るって楽しみにしていた。


前世では掴めなかった幸せを異世界では手に入れられると信じていたんだ。



「それなのに、ここまで来たのに、何でこうなにもかも失うんだ」


そう考えたら、自然に涙が溢れてくる。



しばらく僕は只々立ち尽くしていた。





一方その頃天界では・・・




「本当に彼をあんな目に遭わせて良かったのかい?」



「あなたには関係の無いことでしょ。」



「関係はあるさ!理由はまだ秘密にしておくけど。」




そこでは女神らしき2人が会話していた。



「さて、これからどうする?ユートリア」



ここから僕の運命は変わった。変わってしまった。






今回もこの物語を読んで下さりありがとうございます。


「全てを失ったユートリアはこれからどのような旅をするのか」


乞うご期待!

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