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エピソード5 冒険出来ると思っていた 序章

星空の下、僕達は高難易度のクエストをやっている。

そのクエストは「宝石の守護者」といい、鉱山近くに大量の宝石があるんだけどそこにはワーウルフの住処があって近づけられなくなっているらしい。

今回はその住処にいるワーウルフを全て倒すクエストだ。


「ティーシャ、後から敵来てるよ!」



「血に飢えたワーウルフの分際で私のこれからのハッピーライフ邪魔をするなー!」


怒りに身を任せ、川の水を使って竜巻を発生させている。

近寄って来たワーウルフ達は激流に飲み込まれ、もう息を絶っていた。



報酬がこのクエストで手に入る宝石だから必死に戦っているのだろうか。


だか、残念ながら今回で得た宝石はもう1人の魔法使い「スフィア」の借金返済に充てようと思っているんだが・・・。



「ユートリア様、本当にいいんですか?私なんかのために報酬を手放すなんて」


「うん、良いんだよ別に。この際ティーシャには悪いけど」


パーティーというものは一緒に苦楽を共にする仲間だ。

仲間は助け合わないとだよね。


それにスフィアは前世の僕によく似ている気がする。

だからこんなにも放っておけない気持ちになるのだろう。



「見て見て、宝石がこんなに!売ったらどれくらいの額になるかな〜」


宝石は分かりやすく宝箱に入っていた。


その中の宝石を売りに持って行こうとしたが、生憎店は閉まっていた。


「初クエストクリアに乾杯!!」


という訳で僕は彼女達を我が家に招き入れていた。


2人に聞いたところ寝床も無いようなので城に招待したがまるで自分の家のようにくつろいでいる。


お母さんも参加して女子会みたいになってもうついて行けない。


「そう言えばクエストの報酬はどうしたの?」


お母さんが急に話しを変えて来た。

恐らく話題について行けていない僕のことを気づかってくれたのだろう。



「それなら店が閉まっていたからここに持って来たよ」


テーブルに報酬の宝石を置くとなぜかお母さんは深刻そうな表情になった。



「もう、ここにも迫って来てるのね」


「え?」


この時の僕達はまだ気づいていなかった。


まさかこの国が戦場になるなんて‼︎

今回もこの物語を読んで下さり誠にありがとうございます。

今回から展開を動かそうと全力で書くので次回も読んで下さい‼︎

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