エピソード32 眩しい日常
「この世の人間は守られている」
これは列記とした事実であるが、大抵の人はそれを確認出来ない。何故なら守ってるのは霊的存在だからだ。
じゃあ霊を確認出来る人達は何者であるかとゆうと一般的には「霊感が強い人」と呼ばれてる。しかしこの人達はあくまで一般的な、世界に普通に数千万人といる存在。
本当の意味で霊とコミュニケーション出来る者は世間で「霊特者」と呼ばれてる。
霊を敬い、崇め、愛し、時には悪霊を自分の守護霊と一緒に退治する存在。それが「霊特者」と呼ばれる訳でもあるのだが、社会はそういう人をあまり必要としておらずむしろ、冷たい目線で見られる始末。
・・・・・・・この物語はそんな霊特者の男子高校生が自分の守護霊と初めて対面するところから始まる。
七月七日、ちょうど暦の上では年に一度の七夕の夜の時に僕はおばあちゃん、お母さんと双子の妹のゆさりと一緒に山奥の祠に居る。
高校の友達はみんな七夕祭りに行ってることだろうと思いつつ、恐る恐るその祠をゆっくり開けた。中からは一瞬フラッシュみたいに光が現れた後、一枚のお札が出て来た。
「何だろうこのお札。書いてある文字がわからないよ!」
僕は必死に読もうとするがやはり日本語ではなかったため諦めた。
「ちょっと、これって全て英語で書かれてるじゃない!!!!!!」
お母さんが急にお札を見るなり驚いた。さらにそれにつられるかのように妹がお札を読む。
「THE KING OF SWORD。そう書かれてるね!」
「俺だって読めるよ!!!!!!!!!!」
今回もこの物語を読んで下さりありがとうございます。
少し間が空いてしまうかもしれませんが次回も読んで下さい!!!!!!