エピソード 15、5 伝説の聖剣 中編 合宿2日目
今、洞窟のボスモンスターと戦っている。
そのモンスターは自分たちの4倍くらいのデカさで巨大な拳を武器にして攻撃してくる。
だが、巨大ゆえに攻撃が大振りになり、回避しやすい。また、動きが単調なのでこちらの攻撃がよく当たる。
敵はだんだん弱っていく。
僕たちの攻撃が致命傷に達したのかモンスターは動かなくなった。
連携を断った三人は勝機が見えたと確信しておのおのの自慢話を語り出した。
彼らの自慢話とは大半が「楽勝、楽勝」みたいな感じだ。
実際、ぼくもそう思っていた。しかし、同時に疑問に思う。
「ボスモンスターはこんなにも弱かったけ?」と。
ボスモンスターとはその場所で一番強いモンスターのことを指す。
ちなみに「剣舞祭」で戦ったあのドラゴンもボスモンスターだった。それならば、このモンスターもそれ相応の力を持ってるはずだ。
「ボスモンスターはいくつか種類があり、それはその場所によって異なる。例えばこの洞窟だったら日が落ちた時とかですね」
・・・・・・そうだった。
この洞窟のモンスターのアルゴリズムは夜になると狂暴になる!!!!
「これで終わりだ!」
そう言って三人はトドメを刺そうとナイフを突き刺す。
するとその瞬間、モンスターの皮膚が赤くなった。
今回もこの物語を読んで下さりありがとうございます。
次回もお楽しみに!