表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ec経済観察雑記  作者:
55/66

41 直営売店の視察

1512年6月23日


「試作売店が完成しました」

「おお、早いですね」

 平凡な一日が、今日も始まる。




 ここは本棟224階にある洋室である。この洋室、結婚式場のチャペルに併設しているようなもので、全体が間接照明で照らされている。そしてそれに加え、ステンドグラスで光が差し込んでいるのだ。

 …あれ?こっちの方角は窓ではなくて向こう側は壁だった気がするが…ああそうか、ステンドグラスも間接照明なんだ。そう考えると中々粋な事をするものである。


 さて、今回話を振ってきたのは、商務係の川口さんである。川口さんの側には、当たり前のように片倉さんもいる。しかしこの二人、いつ見ても近くにいますね。二人に例のプロジェクトを担当してもらっているので、当たり前といえば当たり前なのだが。

 そして、きっと『試作売店が完成した』という事は、例のプロジェクトまわりの話なのだろう。


 例のプロジェクトとは、言うまでもないが、直営店に関しての計画である。島木屋に代わる新店舗…いや、今まで島木屋のみの一本柱に頼っていた販売戦略を、他の店舗を作る事で拡大しよう、といった方が近いだろうか…を作らない事には、地方都市への商品のさらなる流通はありえない。そういった意味ではこの報告は、とても重要である。



「因みに場所はどこになりますか?」

 最近旗ヶ野から出ることが少ないが、旗ヶ野の散歩では、そういった試作売店を見かける事は無かった。という事は、大橋か、尾親か。

 尾親なら筆屋町といった町も中にあったり、大橋も巴坂に博櫛に美流に、色々な町で細分化されているので、その中のどこにあるのかも気になる所だ。

 後はダークホースでいうと柿氏だろうか。柿氏も地方都市なので、そういった検証にも持って来いだろう。後は柿氏と大橋の間にある襟田も中々面白いと思う。


「ああ、水谷村となります」

 …水谷村?



「水谷村、というとどこにありましたっけ」

「大橋郊外、南西50kmにある村です。旗ヶ野から考えても南西の位置にありますね。ここはベビーブームが最近起こる等、人口増加著しい地域です。人口動態としても若い人が多めかと思いきや、案外とお年寄りが多く、バランスの良い人口ピラミッド…まあピラミッドというよりは少し紡錘に近い形をしていますが…をしています」

 ああ、あの水谷みなや村か。何ヶ月か前にそこのデータを見た気がする。

 確か、ベビーブームが起きているから、産婦さんや赤ちゃんの肥えを良くするためにタンパク質その他を供給すべきだ、という話だった気がする。段々記憶が蘇ってきた。


「ああ、その水谷村ですか。確かに、モデルケースとしてはうってつけかもしれませんね。試し営業開始はいつからになりそうですか?」

「告知活動等をいれないといけないので早くても来月以降にはなりますが、店内はほぼ完成していますので、もしどうしてもと仰るのであれば今日からでも営業開始可能です」

 そう川口さんが淀み無くいった。いや、別にどうしてもとは全く言っていない訳で、来月からで構わない。…いや、来月っていうのも結構早い話だ。

 最短で一週間ちょっとで営業開始する事が、告知等々含めて行う事が可能であると言っているに等しい訳だから。


「いや、そんなに早くなくて大丈夫です。…因みに写真ってあったりします?」

「あ、こちらになります」

 そういって川口さんが封筒をこちらに渡した。その封筒を開けると、今しがた現像しました、といったような写真が5,6枚、向きが揃った状態であった。そしてその写真を順番に眺める事とする。


 一枚目は、売店の外観の写真だ。この売店、結構広そうな気配を醸し出してきている。郊外や国道沿いにあるようなコンビニエンスストアに比べレア勿論狭いが、いわゆる駅のプラットホームにあるような売店に比べれば断然広い。駅の改札口にある売店とか、イメージとしてはそれくらいの広さである。いや、外観の間口しか見えないので、推測でしかないが。

 そしてその推測は、二枚目の内装写真で、確信を深める事となる。この内装写真は、細かく写っているというよりは、全体を俯瞰したような写真で、この俯瞰からは、大してこの売店が広くない事を伺わせる。そして、どうやら通路もあまり広くないようだ。

 そして三枚目から六枚目までは再び内装写真。残念ながら棚には商品は未だ並んでいないが、その棚一つひとつには、例えば『飲料』『野菜』とか、あるいはもっと細かく『ホウレンソウ』『小松菜』といったような張り紙が貼られ、どのようなフロア構成なのかが何となく分かるようになっていた。

 写真を見る限り、この売店、和食に使うような素材だけでなく、洋食の素材もあるようだ。


 本来最大売上を追求するのであれば、やるべき事はニーズがないであろう、所謂『死に筋商品』を極力排する事…つまり、農民などには殆ど需要の無いマヨネーズとかメイプルシロップとかを店頭に置かない事がどうしても必要不可欠であるが、それをしないという事は、商務係がこの売店に利益と言うものをあまり期待、追求していない事を伺わせる。それはそうだ。

 そもそも、ここの商品はあまり安くすることが出来ない。島木屋さんとの関係を考慮して、彼らに期待する販売価格より安い値段を提示する事を自粛しているからだ。



 さて、そんな何枚かの写真を眺めるが…やっぱり、空気が見えてこない。本当は現物が旗ヶ野にあった方が、その空気感を感じる事が出来るのだが…少し悩み物だ。

「マスター、水谷まで行ってみますか?」

 見かねた田名川さんが、水谷村への訪問を提案した。これは有り難い。直接見ることが出来れば、もっと分かることがあるだろう。


「そうですね。行きたいです」

「よし、そうと決まれば。外上さん、駕籠班の手配をお願いします」

「かしこまりました」

 洋室にいる秘書班の面々が、せわしなく動いていく。こうして、突発的に水谷村訪問が始まるのであった。




 15分後の事である。

 僕を乗せた駕籠は、大橋は巴坂方面に向かって、軽快に街道を北上していた。

 今は尾親の市街地を、いくらかスピードを落としながらも超速で走っている所である。道行く人は、まだまだこの狂い駕籠にびっくりした目を向けるが、じきに慣れるだろう。

 というか、スピードを落としている事もあり、ここら辺でのスピードは早馬と何ら変わりないものとなっているので、慣れていただかないと困るところだ。


「本当は一号店は、ここ尾親の筆屋町にしようとも考えていたのですがね。万年筆が大原家から売られ始め、筆の将来性が大きく揺らいでいる現状、そこで第一号店のスタートを切るのは、イメージ戦略的にも問題があるかと思いまして。それなら、もっと清新なイメージを与える水谷にしようと考えたわけです」

 そう川口さんが、走りながら解説する。

 高身長の人が多い神造人間の中では、川口さんは高い方では無い。その風貌は、声変わりをまだしていない男子中学生といって良いくらいだ。その御蔭もあってか、僕も普段立って会話する時は、彼の事をそれほど見上げずに済んでいる訳だが、駕籠で会話すると、彼と話す時はある程度見下さなければならない。考えてみればそれも当たり前の話である。

 何と言っても、この駕籠の位置というのは、駕籠を持つ人の身長に大きく依存するからだ。女中隊駕籠班は、班内で殆ど身長を揃えてある…そうする事で、誰と誰がコンビを組んだとしても、駕籠を特に苦労する事なく運ぶことが出来るのである…が、その平均身長はとても高い。ではその平均身長はどれくらいの高さなのかと問われれば、なんと185cm。女子高校生の平均身長が約158cm、男子高校生でも169cmだから、どれだけ高いかが分かるだろう。


 もちろん、身長を極力揃えないといけない関係上、もっと身長の高い人は結構たくさんいたりするのだが、それでも業務別で女中隊の中で最も平均身長が高い班はどこかと問われれば、大多数は『駕籠班』と言うほど、身長が高い。そして、そんな駕籠の横を並走している川口さんが、その駕籠を見上げる形になってしまうのも、仕方ない話なのである。


「なるほど。ところで、水谷村は、自然的にはどんな村なんですか?」

 今まで聞いている説明は、ベビーブームが来たとか、実はお年寄りも多いとか、そんな社会学的な観点からの説明しかない。水谷村がどこにあるかは把握しているとはいえ、その村内地図でさえ把握していないのだ。


「自然的、ですか。そうですね…地名に谷という文字があります通り、平地の多い中島皇国と大橋領の中では珍しく、山と山の間に挟まれている村です。ただ、すぐ近くには平地が控えているので、そんなに山がちという印象は受けません。山と言っても低い山なのも、そう感じさせる原因ですかね。そして水の方も真実で、美味しい井戸水や湧き水が出ているので、寒村とはいえ、その地の隠れた名物となっているようです。細かい地図に関してはこんな感じとなっています」


 そういって川口さんが走りながら駕籠の中に地図を投げ入れた。見れば、川が流れ、その中央に庄屋の家がある。そして農家が点在するとともに、田畑がある。二方にある山は棚田として開発される事はなく、しかし炭焼きや山菜採りのためにある程度手が入っている、まあ里山となっている。こうして文字にして並べてみると、なんというか普通の村だ。

 旗ヶ野が、村というのもおこがましい村なだけにその違いは鮮明だ。普通の村として比較対象になりうるのは、旗ヶ野の南にある飛坂と東にある矢端だろうか。どちらも街道沿いとして発展した村で、加えて飛坂には門前村としての側面もある。

 しかし、飛坂には庄屋というのが存在しない。庄屋があるのは矢端だけで、そうなるとまともに比較できそうなのは矢端と水谷だろう。これらを比較した時にまず始めにみつかるのは、平地の量だろう。矢端は平地が多く、全体的に散村となりやすい。しかし、水谷は、あくまで比較的ではあるが平地が少ないので、町の中心部に人が集まりやすい。平地が少ないからこそ集まる人というのもいいる訳だ。商務係が、一号店を飛坂でも矢端でもなく、水谷に置いた理由が少し分かった気もする。


「なるほど。じゃあ後でその水は頂く事にしますかね」

「それは避けた方が良いと思います。いや、万が一の時のためによく効く胃腸薬は一式用意していますが、それでもお腹を壊してしまったら心配なので」

 水谷村名物だという水を飲むことを考えていたら、大塚さんに止められてしまった。いや、そんなに心配せんでも。


「そうですよ。いくら美味しいといっても、ecで作られたものには及ばない訳ですし。得られるリターンよりも、外で生水を飲むリスクの方が大きいと思います」と、田名川さんも同調した。

「いや、煮沸すれば良いような…」

 川口さんがぽつりと呟く。そう、そこなんですよね。生水が危険なのは殺菌していないからであって、煮沸すれば全く問題ないはずだ。でも、その意見をちょっと過保護といっても良い秘書班の面々に聞き入れてもらえるかかなり不安だ。まあ、通らないでしょうね、残念ながら。


「いや、それはそうですが……確かにそうですね。後で煮沸して十分冷やしたものを飲んで頂きましょう」

 …おや?どうやら通ったようだ。ところで美味しい生水って、煮沸しても美味しいんですかね。いや、成分的なものに起因するのであれば、当然美味しいのだろうが。




 さて、大橋側からぐるっと回って、水谷村にたどり着いたのは一時間後の事だった。その村は、山と山に囲まれた村…というよりは、両サイドに比較的急な山があるような村だった。中心部に川があるし、丘といっても超えるのには体力を使うような丘なので、必然的に中央部に人やものは集まってくるが、想像していたよりは開放的な村だった。

 そして村の名主の家と思われる大きな家から少し歩いた所に、駅のコンビニをそのまま引き抜いてきたような建物があった。そして駕籠はその建物に横付けして、急停止した。急停止と言ってもそれが分かったのは窓を開けっ放しにしていたら景色が急に止まったからであり、中の衝撃は全く無い訳であるが。


「お邪魔します」

 ガラス戸があったので、それを開けて店内に入る。店内は、概ね写真で見たとおりの内装だった。唯一違う所といえば、文字しか表示されていなかった所に、実際の商品が陳列されているところだろう。様々な種類のec産品…勿論低レベルかつ、食品の場合は低カロリー加工をある程度して、実際の食品とカロリー量を変わらなくしたようなものばかりであるが…が並んでいた。

 こう見ると、駅の売店というよりも、どちらかといえばこれは小さなスーパーといった趣である。そして値札が掲載してあるので、それを検める事とする。


 島木屋は値札が、邪魔にならない程度に上品に掲示されているが、この時代の商店でそんな事をやっている店はそんなに多くない。値札を掲載する、という事はすなわち即金で決済するという事だが、この即金決済方式は、この国の商慣習ではそんなに普及していない方式なのだ。

 例えば襟田にあった茶屋など、旅人を主な顧客にしている店だと即金決済が主流だが、それは数少ない例外なのだろう。後はまあ子供を対象にしている商売だと即金が多めだが。


 それで、この値札が、この店も即金決済方式であることを如実に物語っていた。そして肝心の数字の方を見てみると、そこには、島木屋売価の3割増しくらいの価格が記入されていた。まあ良い塩梅だろう。これがあまり大きな金額だと、庶民には到底手の届かないものとなってしまうし、逆に少ない金額だと、島木屋の商売の安全が冒されてしまう。

 3割なら、島木屋さんも安定して利益を取り続ける事が出来るだろう。なんかカルテルくさい気もするけど、これで島木屋さんが別の入手経路を開拓して仕入れ値が下がるようなら追従する方針だ。さて、この価格設定は果たして吉と出るか、凶と出るか。


 そして出ている商品にも注目したい。特に生鮮食品に対してであるが、やはり新鮮そうにディスプレイされている。照明の当たり方を完璧に計算している、というのは確かにあるとは思うが、それ以上に、実際に新鮮なんだ、という印象が先にくる。

 それもそのはず、生鮮食品棚を詳しく調べてみると、全ての棚が外付けアイボで出来ていた。それは新鮮なはずだ。因みにこのアイボは、このタイプだった。


[外付けアイボ Lv260-5

 商品の展示や販売に最適化された棚を模したアイボ。一番基本的なサイズで、どんな場所にも無難に使うことが出来る。中では時間が完全に止まり、それが腐る事はまずない。最適な温度、湿度に保たれるとともに、商品を適切な輝度でライトアップする。]


 外付けアイボの性質上、これはあくまで一例であり、実際には『どのような外枠にするか』によって様々なマイナーチェンジ版があったはずだが、基本的なスペックはこれで間違いあるまい。

 そしてそうだとしたら、かなり優秀な棚だ。賞味期限などまず気にする必要が無くなってしまう訳だから。そして、特に間接照明等のレイアウトにこだわらずとも自然なライトアップが保証されている。しかし、それ以外にも照明が棚の中に仕込まれているようだ。

 どうやら、普通に良いだけでは満足しなかったようで、最後は手作業で個別にライトアップしているらしい。ライトアップといっても、あくまでその役割は補助的なもので、一般に想像されうるようなけばけばしさというものはあまり感じない。むしろ、逆位相の光をぶつける事で、明るくなりすぎた所を打ち消しているようにも見える。…言っててなんだが、そんな事が出来るのだろうか。


 そして加工食品である。実は加工食品それ自体はあまり陳列されていない。味噌や醤油、豆腐といった大豆加工品が幅を効かせているのと、後は新たな生活への提案という側面から食パンやジャム、ハムなんかが置いてあるくらいだ。

 ただ、その分味にはこだわっているようだ。こだわっているといっても、屋敷の中で提供されているものと比べると雲泥の差だが、それでもカロリー加工を除いてもLv7くらいの商品にはなっている。Lv4もあれば、業界内では高級品として扱われるので、どれだけこだわっているかが分かるだろう。


「…良い店ですね」

 一周しての感想はそれだった。


 確かに、島木屋のようなコンセプト性には欠けている。普通のコンビニ然とした内装は、むしろ無機質にすら映る。

 しかし、そんな事が些細な事に思えるような工夫が、随所に…本当に随所に仕込まれていた。照明だってそうだし、何より、地元商業を破壊しない範囲内で、良質なものを安く提供するという意志がひしひしと伝わってくる。


「そう言って頂けて何よりです。これで、来月から営業する事が出来ます」

 そういって川口さんがほっと一息をついた。…来月という事は、もう一週間も経てば、この店は開業してしまうのか。まあ成功するだろう。


 さて、この商売の良いところは、特に成功しなくても問題が無い所だ。現在、全ての商品をec産品にしている他、全ての従業員を神造人間にする計画だそうなので、早い話が売上がみんな利益となる。

 しかも、ショーケースの中では時間が止まるため、在庫の価値が減じる心配もない。簡単に言ってしまえば、一個でも商品が売れた時点で、この店は黒字が確定する訳だ。


 まあ、そんな事はいったって、このまま第一号店がガラガラでは忍びないので、水谷村の住民に向けて少し聞き込みを行う事にする。

「すいません、ちょっとこの村の人に、この店の事を聞きたいのですが」

「聞き取り調査ですか。建設する直前に一度行っていましたが、そういえば直前には行っていないですね。商務係としてもデータをとっておきたいので、それと並行させて宜しいですか?」

「ええ、構いませんよ。というより、そちらの聞き込みに同行させてもらう感じで」

 恐らく、そちらの方が役に立つだろう。

「分かりました。それでは後についてきてください」




 店を出て、人の集まる所まで向かう。といっても、この店はほぼ村の中心部にあるため、人の集まる所までさして遠くはない。精々200メートルも歩いたか、といった所で、人の集まる所…井戸に来た。

 井戸は、飲用水として、多くの人が求めにやってくる。しかも、ここの村の井戸水は美味しい。ので、旅人なども運が良ければ会うことが出来るのだ。情報を集めるのであれば、ここほど適したところも無いだろう。ちょうど『井戸端会議』なんていう言葉もある事だし。



「ああ、あの店?ちょっと期待してるね。まあ実際見てみないと、何もわからないけど」

「私はすっごく期待してる。この村の娯楽にもなるかもしれないし」

「確かに面白そうな気もするけど…馴染みの店もあるし、私は行かないかな」



「なるほど、有難うございます」

 村の奥様方、お嬢様方に聞いてみる限り、多少賛成よりの賛否両論、といったところのようだ。聞く感じだと、若い人の方が期待値が高いような感覚だ。

 ところで大橋領内の平均初婚年齢は22歳少々。実は平成日本と大きく変わっている、とは言い切れないのだ(平成日本は30歳前後)。井戸端の年齢を見る限り、嫁入り前の人や、孫も産まれている人が入り混じっているようだ。この村は本当にサンプルとして優れている。


 そうなると、どんな商品ラインナップに特化するのが得策だろうか。いや、全年齢対象にした方が良いのかな?

「という訳で、こんな感じとなります」

「とてもよく分かりました」


 こうして、平凡な一日が今日も終わっていった。ああ、この井戸の水はしっかりと頂きました。美味しかった。

いつもお読み頂き、有難うございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ