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脇役ってこんなに大変だっけ??  作者: 心音
私はただの脇役ですか?
5/13


寝不足です。


先生、どれだけ冊子を作らせれば気が済むんですか!


全部終わるのに二時間かかったんですよ!


おかげさまで授業の内容が分かりません。


それに眠いし…


「おっはよー!」


この声は…


「桜花ちゃん大丈夫?顔色悪いよー」


「大丈夫だと思う。おはようね」


すると突然教室の扉が音を立てて空いた。


「おーまーえーなー!いい加減にしろよ!」


「あ、あの時の…」


二人の世界に入らないでー。


桜花ちゃん悲し…くないか。


どうぞ、そのまま二人で―――


「だって私、桜花ちゃんっていうお友達だっているもんね!」


「あぁ!」


ひっ!


行き成りっていうか、私に話し降らないで…


イケメンの不良オーラを漂わせた彼がこっちを見ています。


1.無視する。


2・自己紹介する。


3.寝たふりをする。


私は3の寝たふりを実行。


「寝てんじゃねぇかよ!」


「えっ!桜花ちゃん起きて~!」


そんなに揺らさないで気持ち悪い。


寝たふりしてんだよー、少しは気を聞かせて…


はぁ、諦めて自己紹介しますか。


「どうしたの?」


「桜花ちゃん、私たちお友達だよね?」


「たぶん…?」


男は舌打ちをした!


誰だよ、こいつ。


「鏡花ちゃん、この人誰?」


「確か、神蔵梓だった気がする」


ん?知り合いじゃないのか…


「いいか、俺は先輩だっつの!後輩じゃねぇ!」


あぁ、そういう事ね…


鏡花ちゃんの身長は結構ある。


神楽先輩の方が少し小さい…


それで小動物でもかまってたんだろう。


そこを鏡花ちゃんと遭遇ね…


よくあるパティーンだよ。


「お前みたいな自己中心的な奴にも友達がいるなんてな!」


神楽先輩が捨て台詞を吐き捨て、出て行ってくれた。


嬉しい限りだね。


「桜花ちゃん、あの人絶対後輩だよね?」


「……どうだろうね」

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