表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/21

magica 21

なんだか長続きしてスランプに陥りました;

すみませ・・・

あれから数ヶ月。

また鈴守は普通の生活に戻った。

相変わらずFACTOR'sに対するファン熱は冷めないようで。


しかし、以前よりは友達の数も増えていた。

かなり人嫌いでいたが、自分で接するようになって良い印象を与えてきている。

だが、やはり心の中では忘れられないことがある。

本の中での出来事だ。

あの後に本は何処かへ消えてしまって、セシルたちも何処かへ行ってしまった。

きっと、本の中へ戻ったんだと鈴守は思っている。

「ただいまー・・・」

相変わらず家族が帰ってこない家に帰宅すると、いつもどおりに部屋へ入る。

制服をクローゼットにしまおうとしてハンガーにかけていき、ついでに鞄も押し込む。

そして私服に着替えてベッドに仰向けに寝転がる。

「ふー・・・」

ぼーっとして鈴守は天井を眺めていた。

しかし、ふとあることを思い出した。

「・・・魔法回路。」

そう呟き、鈴守は机の引き出しからチョークを一本掴んで外へ出た。

行き先は夕方の公園。

そこにはもう子供の姿もなく、人っ子一人いなかった。

そしてそこのコンクリートにチョークで描き始め、できあがったものは魔法回路だった。

チョークを投げ捨て、鈴守は自分で描いた魔法回路の上に立った。

すると起動しないはずだと考えていた魔法回路は起動し始めて、鈴守を光に包んだ。


きっとこのまま

浮遊感に乗り続き

光が治まって目を再び開いたら

そこはきっと

大切な友達が待っている地下通路のお店だと思う

こうゆう物語ってのもありじゃない?

自分が本の中へトリップして

主人公になって一話二話と物語を作り上げるってのも

まっさらなページに

自分の力で進めた話を刻んで

ひとつの本に仕上げるんだ



あれ?また物語の扉が開こうとしているね?


次は誰が物語に落ちてゆくのかな?


きっと待っていると思うよ


変な魔法使いが


あなたに面白い体験をさせようと







『おや?いらっしゃいませ、お客様。地下通路雑貨店ダスクへようこそ。

この落書きが気になるのですか?これは魔法回路といいます。魔法使いの使う回路ですよ。

あ、どうせなら魔法使いになったほうが話しも早いですし、なってみてはいかがですか?』



自爆します。



強制的打ち切りです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ