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magica 1

magica=On Line=の続きみたいなものです。

前作に出てきたキャラクター達の前世であるキャラクタ達も加わります。そして、死んだキャラとか生き返ってます。

黒羽鈴守がmagica=On Line=と言う童話の本の中に吸い込まれて

いろんな仲間と出会い、すごした日々は夢ではない。

実際に鈴守の記憶に鮮明に覚えているのだから嘘ではない。

そこにあった温もり、優しさ、怒り、悲しみ。

全てを自分の心に留めてきた。

否定なんて今更出来ない。

きっと現実世界に戻って誰に話しても信じてはくれないだろう。

だけど、たった一人だけは信じてくれている。

神無月瀬志瑠。

magica=On Line=の中で主人公でもあったキャラクター【セシル】が実体化した姿だ。

何故彼だけ、この世界に実体化したのかは不明ではあるが、それでも瀬志瑠はセシルであって、レイスであった鈴守と共に本の中で過ごした仲間だ。

あの日々のことはきっと・・・死ぬまで忘れないだろう。



そして、現実世界に帰って来て8ヶ月後・・・

鈴守はいつも通りに学校から帰っている途中だった。

「なぁ、崎守。CD屋いかねぇ?俺さ、欲しいCDあるんだ〜。」

「あぁ、いいぜ。俺も丁度気になってるアルバムがあってねぇ!」

普通なら直行で家へと帰宅するはずなのだが、今日は鈴守が目につけていたCDが発売される日。鈴守はこれをどうしても初回限定版で購入したかったらしく、崎守を誘った。

なんと、初回限定版にはオリジナルキーホルダーとファンクラブの会員証がついてくるとかこないとか。ついでに写真も。

「やっぱ【FACTOR's】はロックとポップオーケストラが最高なんよ!!きゃーっ!!FACTOR's最高!!シグルドさんマジカッコイイ!!」

「おいおい・・・お前はホモか?ホモですか?ホモですね?強制的にホモってルッテル張るよ?てかシグルドさんだけ称えるのかよ。カイトさんは?あれ?カイトさん完全無視?」

「馬鹿馬鹿!カイトさんじゃない。カイト様だ。カイト様に失礼だぞ!!」

コントのような会話をしながら歩いていると、学校がいつの間にか小さく見えていた。

そして歩道の信号が青になるのを待って、赤から青に変わると、歩道のすぐ目の前にあるCD SHOPへ鈴守は走り出した。

「わーい!!待っててねー♪FACTOR's!!」

「あっ!!鈴守ーッ!!」

叫ぶような崎守の声に鈴守は一時停止して振り返った。

振り返ると、信号待ちしていた他の人たちと崎守が顔を真っ青にして鈴守を見ていた。

崎守が手を前へ差し出すようにして、鈴守の方へ駆け寄ろうとしたその時。

左から大きな影が見えた。

そちらへ鈴守が目を向けようとした時、鈴守の視界は歩道ではなくて空だった。

気がつくと、鈴守は道端に仰向けになって倒れているのだ。

視界が赤く、何かを叫んでいる崎守とサラリーマンらしき人達が俺の顔を覗き込んでいる。

(あぁ・・・そうか。俺、引かれたのか。)

痛みなんてものは無かった。

きっとこのまま死んでしまうのだろうと鈴守はその時考えていたのだが、どうやら違うようだということが、ある人の声でわかった。


――おかえり。君のもうひとつの世界へ。――


その声と重なるように見えたのはセシルと、赤毛で黒いスーツを着た男性の姿。

二人は手を差し出し、微笑んでいる。

俺はもちろん二人の手を取った。


『只今・・・戻ってきたよ』

どうしても黒羽鈴守のその後の事が気になって掻いてしまいました(*´σー`)


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