FLIGHT
超短編です!
俺は人にはない力を持っている。みんながうらやむ能力だ。
俺の名前はディック・モリス。超能力と言っていいのかはわからないが、持っていればみんながほしがる。まあ、何度も言ってるが……。
その能力とは、”飛行能力”だ。俺は空を飛べる。
初めて飛んだのは中学1年の時。
あの時、俺はいじめられっ子で、戦うすべも何も知らなかった。
俺は学校の屋上で、いつものようにいじめられていた。
そして、いじめっ子の頭領が、俺の胸ぐらをつかみ、屋上の柵に押し付けた。
そして、俺は落下した。
でも、不思議と地面にはぶつからなかった。
これが始まりだ。気付けば、俺は屋上に着地していた。
俺はその日から、いじめっ子たちを倒せるようになった。
たとえば、前に飛びながら殴ったり、相手をつかんで壁に向かって飛んだり。
スポーツの時間は、飛躍的に強くなった。バスケットボールなど、飛びながらであればダンクができる。
女友達もゲットした。俺はもうモテモテで、何をすればいいのかわからなかった。
もちろん、俺が飛べることは、いじめっ子しか知らない。俺は、いじめっ子に、決して口外しないように命令した。
中学を卒業した。でも、高校など行く気もしなかった。
この能力があれば、俺は世界を自由に飛び回れると思った。
俺は、昔の女友達と付き合うようになった。
彼女を、俺は喜ばすために、その子を連れてマンハッタンからフロリダまで飛んだ。
しかし、俺が飛べることを知った彼女は、俺から遠ざかった。
次の日だ。俺は、空を飛べても得しないことに気付いた。
隠してたけど、その彼女以外、友達もいなかった。
金もない。
俺は存在価値なしの人間だった。
ではここで、俺は自分の命のともしびを消します。
超短編でしたでしょ!?
しかも暗い。最悪の駄作です。