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神夢と青の聖域

周りは青一色の景色、俺は気がつくとそこにいた。

「なんだ…ここは?」

焦るな落ち着いて考えろまずこの場所はどこだ?

「とりあえず、何かないか探してみるか。」

辺りを見回してみると足元に何か燻んだ鍵があった。。

俺はその鍵を拾おうと触れてみると一瞬、激しい頭痛に襲われた。

…思い出したこれは確かあいつが最後に使った

「いや、何故この鍵が今ここにある?」

「何故、この世界がまだ存在しているんだ⁉︎」

この世界はあいつがこの鍵を使って…

「……君に1つ教えてあげよう。」

「誰だ⁉︎」

気配を感じたが人の気配はしない、しかしその声は続けて

「すまないが私はその質問に答えることができない…私ができるのはあの人が残した言葉を君に伝えること」

「君に伝えることは1つ…『この世界は終わらない』だ。」

あの人、それに『世界は終わらない』だと?何故、あの時俺たちは確かに終わりを…

「君があの時見た光景は確かに現実だ。しかし、その現実が世界に反映されるのは別のこと…」

「現実が世界に反映?」

こいつは何を言っているんだ?

「私から最後に個人的に伝えよう君が知っているあの人を探せ、そうすればまだ世界は…」

なんだか声が聞こえなくなってきた

「もう時間か、すまないこの世界を頼んだ」


……何かが聞こえる…

俺は手を伸ばし音の元凶を止めた

「…寝てたのか。」

けどあの夢は一体、それにあいつはもう死んでいるはずだ

「あいつは確か俺の前で〇〇に…」

「ちょっと〜早く学校行かなくていいの〜?」

やばい、遅刻はまずいただでさえ出席日数がギリギリなのに

俺は支度をして家を飛び出した。


危ないギリギリ間に合った。

「ゆうり、あなたまた遅刻ギリギリなのね」

「お前だって人のこと言えないだろ」

「私はいいのよ私は」

こいつは隣に住んでる舞花、小さい頃から仲が良かったがあの日を境にあまり話さなくなってしまった。

何故いつも話してこないこいつが急に?

「ねえゆうり、ちょっとあとで話があるんだけど…」

「今じゃダメなのか?」

舞花は小さく頷いた。

急になんなんだ、まさかあいつについてじゃないだろうな…

俺は放課後、教室で待ってると舞花がやってきて

「もしかして変な夢見た?」

俺は一瞬驚いたが平静を保って

「なんのことだ?」

「隠さないで。あなたが神脳って存在から話を聞いたのは知ってるの」

こいつ、俺が見た変な夢を知ってる⁉︎

「最近、変な夢を見たでしょ。あれに私も変なこと言われたの」

「ちょっと待った、お前あいつの正体を知ってるのか?」

知ってるならもしかすると…

「ごめんなさい。私もよくわからないの」

「昨日、私のスマホに電話があったの。その内容が《神脳と未来そして過去から託されし者、優理。その者、世界を変える力を持つ者なり》って」

「……お前…アニメか漫画の見過ぎか?」

世界を変える力?そんなもん持ってるわけがない

「あんた、仮にもアスタルテの人間でしょ。信じれなくてどうすんのよ」

「俺はあの人について行ってただけだ、俺自身特別な存在じゃあない」

「それにアスタルテはもう存在しないだろ?」

「何を言ってるの、アスタルテはまだあるでしょ?」

アスタルテ。かつて俺が所属していた組織だが今はもう無いはずだ。

あの時俺たちはあの人を救うために全員死んだはず…

―『現実に反映されるのは別のこと』―

まさか、そういうことか⁉︎

「なあ、お前アスタルテ関連で最近あったことって何かわかるか?」

これで俺の仮説が正しいかどうかはわかるはずだ。

「異神界会議でしょ?」

「……ありがと」

やはり俺は過去に戻っているのか。だとすれば何故俺が選ばれたんだ?

他にもたくさんあの戦いを生き残った奴はいたのに…

「とりあえず、アスタルテに電話で聞いてみたんだけどそんな電話は知らないって」

「あと、面倒ごとが起こったから今すぐ来てくれだって」

「…内容は?」

「着いてから報告するって」

過去に戻ってきたということはまたアイツらに会えるのか…

「めんどくせー」

「どうしたの急に?」

「…いや、なんでも無い。気にしないでくれ」


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