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5 いただきものSS『パロディ・月の末裔』

 FAもそうですが、SSのいただき物もあります。

 かわかみれい専属……かもしれない、誤字脱字ハンター・読み専『りょうたまご』さまから、誤字脱字ハンターらしいパロディ作品をいただきました。

 ……要するに身内、弟から、なのですが(笑)。


 彼は普段、創作や書き物はしないようです。

 でも稀に、ひょいっと、パロディっぽいものを書く時があります。

 その『ひょいっと、』が今回、りょうたまご先生に降りてこられたご様子。

 『月の末裔』のパロディを、メッセージで送ってきてくれました。

 活動報告(2019年 10月12日)にもあげましたが、こちらにも再掲します。

 りょうたまご様からの許可もいただきました。

 ……身内の者にこう書くのも変ですけど。同じなろう登録者としての礼儀・けじめということで読者の皆様方、ご了承ください。

 それでは始めましょう。

 パロディの箇所は本編『4 クサのツカサ』にあたります。


★★★☆☆☆☆☆★★★☆☆☆☆☆★★★☆☆☆☆☆★★★


「……哀しすぎます」


 結木はポツリとそう言い、気を落ち着かせるようにゆのみを取り上げてお茶を飲んだ。


「わかってることを、整理させてもろてもよろしいでしょうか?」


 彼は紙にさらさらと

『ゴジ』『ホウコク』

 と書いた。


「多分ですけど、ゴジは『誤字』……ホウコクは『報告』と書くんやないかと思います」


 彼はカタカナの隣に漢字を書いた。相変わらず美しい文字だ。何を今さらと思いながらも、るりは一瞬、見惚れた。


「その『守ってくれている』レベルが尋常のものでないと知ったのは、最近のことです」


 るりが某サイトで投稿した小説に誤字や脱字があると、決まって誤字報告が来るようになった。

 推敲と誤字チェックは自分でもしているが、見落としてしまうこともある。細やかで的確な指摘はありがたいものだ。

 だが、投稿した直後に誤字報告が来ることが三度以上続くと、さすがに気味悪く思い始める。


「私はずっと監視されているのだろうか…。この小説を投稿したら、またミスを指摘されるんじゃないか、と…」


 急に目の前が暗くなり、吐き気に似た感覚に襲われた。思わず口許を押さえて前かがみになる。

 結木が慌てて立ち上がるのを、るりは片手を上げて制する。


「大丈夫です、おなかがすいただけですから」


「さすがに腹も減ってきましたし。この後、一緒にメシでも食いに行きませんか?」


 悲壮に思い詰め、食事もしないで緊張していても事態は改善しない。

 何かあたたかいものをおなかに入れた方が、気力体力が充実してくるのは確かだ。


「……そうですね。お食事に行きましょう」


 腹が減っては戦ができぬ、まずはゆっくりと腹ごしらえをすることにしよう。


(了)


★★★☆☆☆☆☆★★★☆☆☆☆☆★★★☆☆☆☆☆★★★


 りょうたまご様、楽しいSSをありがとうございました。


 今後も誤字脱字チェックをよろしくお願いいたします。

 いやその、そもそも誤字脱字するなって話ですけど。……注意します。


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― 新着の感想 ―
[一言] 何度見ても笑ってしまいますwww ありがたいことですけどね、毎回誤字報告をしていただけるということはw
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