閑話⑤ 『夢幻まかない料理人』のあとがきのようなもの
SS『夢幻まかない料理人』。
お読み下さってありがとうございました。
この『月の別館』には他にもお遊びSSはありますが、コレに関しては、内輪受けまみれのモチーフを使い、作者として完全に遊んで書いています。
どの辺が内輪受け?
実は出てくるキャラクター、すべてかわかみ作品からの友情出演?なのです(笑)。
まず、白い割烹着と三角巾の『夢幻まかない料理人』は、『昼飯ミッション外伝』の感想欄から生まれた?、エッセイの語り手である『私』ことかわかみれいのキャラ化。
カレーを食べている青年と、彼に「お前は……!」と呼びかけた『ぞんざいな口調の女性』。
『気持ちだけでいい』の、『俺』と『あいつ』、です。
緑茶を飲みたいと頼んだ『年配の女性』は、ウン十年後の『曳き鬼』の吹上かおり。
キャラメルを頼む『赤みがかった金髪』のヨーロッパ系の女性は、『レクライエーンの申し子』『影送りの朝に』に出てきたトルニエール・クシュタンの、本編ではほぼ出てこなかった母親・クシュタン夫人。
死に急ごうとしている『黒髪の美少年』を引き留めた『東南アジア系の女性』は、『護衛官 マイノール・タイスンの誓い』で出てきたレーンの方……です。
お話を読む際、これらのことがわからなくてもまったく問題ありませんけど、わかるとちょっとだけニヤッとできる、ファンブック風読み物『月の別館』ならではの遊びでした(笑)。
全部わかったアナタは、相当のかわかみれい通ですね!
アナタにとっては何の得にもなりませんけど、私はとても嬉しいです。
心からの感謝とお礼を申し上げます。
ありがとうございました!
さてさて。
『夢幻まかない料理人』という言葉そのものは、不定期連載『昼飯ミッション外伝』の感想欄で、きしかわ せひろ様が出して下さったものです。
なんだかカッコよさげな上にコメディー要素も盛り込めそう、いいなと思いました。
このおばちゃん料理人、連作短編とかに出来そうなキャラクターですよね。
イメージ的に、『たそがれの魔法売り』がシリアスでビターなら、『夢幻まかない料理人』はほのぼのであったかい感じ。
でもきっと、描き出すテーマは同じでしょう。
この世とこの世ならざる狭間で、心のすき間に利くささやかな魔法をお客へ与える役を担う、魔女あるいは精霊のような存在。
その魔法で、何かが劇的に変わる訳ではありませんが、ちょっとだけ、元気になれる……と。
でも今すぐ書ける気はしませんね~。
『たそがれの魔法売り』の女主人も、実に十代の終わり頃から寝かせて捏ねていたキャラです。
『夢幻まかない料理人』がそれ相応に書けるには、年単位のコネコネが必要だろうと思います。
(時間かかり過ぎだなと、自分でも思いますけど)
なので……というのも変かもしれませんが、ここでちょいとだけ出してみました(笑)。
死ぬまで?に『たそがれの魔法売り』レベルのものは書いて出したいと思いますが……どうなることやら。ははは。
さあ、次回はオオトリ『つこプロの仕事帖』。
お楽しみに!




