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バレンタイン特別企画

バレンタイン特別企画


僕は家のリビングにあるカレンダーをソファーに座り眺め『あ、そいえばもうすぐバレンタインですね、』とボソッといい


既に家事を終えてリビングのソファーでくつろいでるラミアが『バレンタイン?とはなんじゃな』と僕に質問してきた


すると背後から声がして後ろ振り返るとそこにルナが立って『街中リア獣どもが浮き足立つ日でしょ?』と答える


「あ、いたんですか、、」

「あ、いたんじゃな」


「いたわよ!今同じ家に住んでるんだから!」


「あーそい言えばそうでしたね、すみません、メイド服があまり似合ってたもので」


「そうじゃな、この家の家政婦じゃもんな、」


「好きでなったわけじゃないのに〜ぐすん」


僕はラミアに軽くバレンタインの事を少し説明する


え、あまり詳しくしりませんからね..それに


「あ、ラミアの私服もなかなか似合ってますよ」


清楚な感じでいい感じです。


『ほ、本当か!』といって僕にピタっとくっついて来た。


む、胸が..デレ


「え、今日のラミアとても可愛いです。」


「当然です!」


「リリスさん来てたんですね。」


この人ちょっと苦手なんですよねー


「当たり前です。あなたがラミア様に不埒(ふらち)な真似させないため、私が側に居るのは常なので」


「はぃ!」


「リリス、ちょどいい頼まれごとしても良いか?」


「はい、なんなりと、、\ゴニョゴニョ/、、はい、かしこまりました。」


「ん?どうしたの?」


「なんでもないのじゃ、、それとバレンタインは楽しみにしてるのじゃ♡」


ちゅっと僕の頬にキスをした


「え、」ぽっ


「ギリギリ、フキィーー、リア獣めわたしを無視していちゃつくなぁーー!」


そんなこんなでバレンタイン当日の朝


朝から何や母さんとラミアがらなにやらキッチンで料理をしている様子です。


しばらくの間様子を伺ってみましょう。


「本日はバレンタインということなので、可愛い、私の義娘のラミアちゃんのお願いを聞いて簡単に作れるガトーショコラを作りましょうねぇ」

「はい、お義母様」

「先ずはラミアちゃん下準備

薄力粉はふるっておく。」


『はい』とラミアが返事してふるいを使ってボールの中に薄力粉を振るう。


「つくり方は、」


(1)ガーナチョコは50℃位のお湯で湯せんをし、ゴムべらでゆっくりと混ぜて溶かす。


(2)卵黄を1つずつ加え、その都度泡立て器で混ぜる。牛乳を3回に分けて加え、その都度混ぜてなめらかな生地にする。


(3)別のボウルに卵白を入れ、氷水にあてながら泡立てる。砂糖を2〜3回に分けて加え、ツノがピンと立つ位のしっかりとしたメレンゲにする。


(4)2に3のメレンゲの1/3量を加え、ゴムべらでなじませるように混ぜる。薄力粉を加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。


(5)残りのメレンゲを2回に分けて加え、その都度ゴムべらでさっくりと、泡が見えなくなるまで混ぜる。


「焼く前に、型にバターを塗ってね」

「はい」


(6)型に流し入れ、160℃(予熱あり)のオーブンで25〜30分焼く。しっかりとふくらみ、竹串をさして何もついてこなければ焼き上がり。網などにのせて冷ます。


そう説明したら、オーブンへ生地を入れて焼き上がりを待つ。


その間、キッチンの後片付けを終えて


「ふぅー」

「はい、ラミアちゃんお疲れ様、後は焼き上がりを待って冷めたら、ラッピングするだけね。」

「はい」

「私夕食の買い物に後は任せて大丈夫?」

「はい、大丈夫です。」

「うふふ、普段ルカくんと話してるようにしてくれてもいいのに」

「と、とんでもありません、恐れ多い、、、」

「そう?まぁいいわ、私買いもの行くから後はガンバンなさいよ。じゃあね。」


こう言って買い物に行く、、、すると、そこへ


台所での調理禁止令を僕の母さんから出されたルナが戻ってきた。


他の家事は、まぁ最初の内は悪戦苦闘していましたが、今では料理以外普通にこなせるようになったようですが、、、


いつものように台所来てバレンタイン用のケーキを食べた瞬間に、、、


「あら?美味しいそうね♡」

「ルナか、一個なら食べてもいいのじゃ」

「毎回思うけどあんた魔王のくせして料理上手よねー」

「あ、ちょっとまつのじゃ、、、それはルカ殿に渡すようの、、、」

「では、いただきまーす。」

「遅かったかぁ〜なのじゃ、、、」

「ひっく!あら?あんたよく見るといい女よねぇ♡」

「ひっ!」

「おねぇさんといいことしない?」

「あふん」

「照れちゃって、、うふふ、、むチュー」

「ちょ、ちょ、ちょっとまつのじゃ」


これは、ちょっと入れすぎたかの?


て、関心して場合じゃないのじゃ


な、なんとかせねば、妾の大切なものが奪われてしまうのじゃ

そんな状態になってるなんて考えても無かった僕は、無事に勇者業(アルバイト)を終えてみたら、、、


目の座った状態のルナと必死で抵抗を試みるラミアが激しい百合場を目撃した。


すると、目の座ったルナが猫撫で声で僕に絡んできて、何か失ってはいけないものがあると思い僕はとっさに左手人差し指に装備している。

「ら、ラミアさんこいつに何したの?」

「え、えっとルカ殿にバレンタインプレゼント用意する為に朝からルカ殿の義母様とケーキを作ってたのじゃ」

「うんうん、それで?」

「こっそりと、ひ、媚薬を少々入れたのじゃ♡テヘペロ☆」

「えーとラミアさん、それを僕に食べさせようと」

「はい」


はぁーまぁいいでしょ、これ以上ラミアを責めるのは間違ってますし、、、は、は、は、

これ以上酷くなら無い為になんとかするしかありませんね、


そして僕は[縁男色指輪(えんげいじりんぐ)]という暴食の魔王ベルゼブブを呼び出すマジックアイテムを使い魔王を顔だけの状態で呼び出しルナのキスを防ぐと


媚薬の効果がベルゼブブに移ったのか、指輪から急に飛び出し『あらん♡』と目の座った状態で、僕のお尻に手を触り、太い腕で羽交い締めにし『ルカたん♡あたいに会いたくなっちゃたん♡』と言ってどんどん顔が近づいてきたので僕は産まれたての仔鹿のようにガクガク体を震え上がり『もう♡ほ、し、が、り、やさん♡なんだからん』と言って僕の唇を奪った。


その日僕は、何か大切なものを失ってしまった瞬間でした。


一方、我に返ったルナは、その場でリバースするとラミアもリバースする。


我に返ったラミアとルナが口喧嘩してる横で、、、


何度も何度も何度も、僕にキスしてくるベルゼブブ


するとそこへ買い物から帰ってきた母がこの光景を見た瞬間


「あら?修羅場?」

「か、母さん、、、見てないでた、助け、て」


ガハァ...バタン


その後、めちゃくちゃ母さんに説教された。


拝啓


読者のみなさまへ


どうやら僕は勇者になっても扱いが変わらないようです。

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