ACT.5 魔王の仕事
ACT.5魔王の仕事
[ラミアの寝室]
ついうっかり魔王様と婚約してしまった僕はしばらく悶絶している魔王様の事を''ちょっと可愛いかも''と思いながら魔王様を見ていると寝室の扉が開いて『あのーラミア様..先ほどの騒ぎは何でしょうか?』と言って1人の女性が入室してきた。
{メイドさんがあらわれた
{はなしかける
{▶︎ようすをうかがう
{リアルメイドキターーとさけぶ
「うむ、リリスか..何でもないのじゃ..男が1人妾の寝室に侵入しただけで..何もないのじゃ」
魔王様がリリスと呼んだ女性がこちらは睨み『この男ですね』と言って短剣を取り出し一瞬にして僕の首もとに短剣を当て『ラミア様..こいつ今すぐ殺していいですか?』と魔王様にたずねた。
「よせ、リリス..そやつとはもう話がすんでいる。剣を退けリリス」
リリスは『は』と言って肯定した後『チッ』と舌打ちし、もう一度僕の方を睨みつけながら耳元で『テメェ!今回は見逃すけどな!次はないと思え!あーん!分かったがゴラァ』と言ってきた。
僕がリリスのあまりの変貌ぶりに『は、はい』と言うしかなく..たじたじになっていると、魔王様の方から助け舟が出る。
「リリス!みなに大事な話があるゆえ大至急王座の間に全員集めてくれ..いいな!」
リリスは『は』と言って肯定しこの場を後にする。
それを見送った僕は彼女の事を魔王様にたずねることにした。
『あのー魔王様?』とたずね『なんじゃ?ルカ殿..そんな他人行儀な呼び方は?わ妾の事はラ•ミ•アとよぶのじゃ♡』と言ってきたので僕は『じゃあ。ラミア』と呼ぶと『と、殿方に..呼び捨てにされてしまったのじゃ♡なんか、嬉しいのじゃ♡』と言って、頬を赤く染めながら体をもじもじさせ、また自分の世界へとトリップしてしまう。
これは..ちょっと..
そう思った僕はラミアの両頬を両手でひっぱり『僕の話を聞いて』と言ってニコッと笑い『ふぁい』とラミアが答えた
「ラミア..さっきの女性は?」
「リリスの事か?」
「えぇ、まあ..」ポリポリ
「あやつは、妾のメイド兼護衛騎士じゃからのう..あまり変な真似するでないぞ?あやつ、ああ見えて次の魔王候補じゃからの」
「へぇーそうなんですね」
は、は、は、まじか..
「さて、ルカ殿。妾達もそろそろいくのじゃ♡」
「えーと、僕もですか?」
「何言っているのじゃ♡当たり前じゃろ?」
「えーと、何しに?」
『そんなの決まっておる。妾達の婚約発表にきまっておろう..みなまで言わせるな..』と言って頬を赤く染めているラミアが僕と腕を組んで『ささ、行くのじゃ♡』や『これが終われば新婚旅行じゃ♡』と言って僕をひっぱり王座の間まで向かう。
あー僕の独身ライフはこうして消えていくのですね〜
[王座の間]
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
こちら現場の涼宮ルカでーす
やってまいりました。ここが王座の間
ぼくは婚約者(仮)のラミアと一緒にその扉の前にいます
外観は、アニメなどで出てきそうな重厚な外観しております。
いくらぐらいするのでしょーか?
おーと、そんなことよりそろそろ中に入れるようですよ。
『一緒にはいるのじゃ♡』とラミアがぼくの腕をひっぱり王座の間へ入ると、同時に大量のフラッシュがたかれ'' なにごと!''と思いラミアに耳うちすると『魔界新聞社の記者たちじゃ、気にするでない』と言われ『は、は、は、そんなおげさな』と苦笑いする。
ぼくとラミアが玉座の前まで来ると『これより、魔王様から重大発表があります。』というアナウンスが、どこからともなく聞こえ『うむ、先の戦いはみな大義であった!』と第一声をラミアが発し『ありがたき幸せ』と部下達が一礼する。
『妾から重大発表があるゆえ..みなこころして聞くように』と言葉を続けて『は』と部下達が肯定し『妾は、こちらにいる勇者ルカ殿の傘下に入る..よって今の戦争終わり!』という発言後、再び大量のフラッシュがたかれ『あのー魔王様 どいう事でしょーか?』と記者の1人が質問する。
『こいう事じゃあ』と言って僕の腕を取り頬にキスをするとその場は、騒然となる最中『さールカ殿♡新婚旅行じゃ♡』と言って逃げるようにその場を後にするのだが..
ラミアの寝室に入った瞬間再び僕は、あの空間へととばされる
[転移の間 ]
「あら?早かったわね」
この駄女神の前へと..なんか、ポテチ食ってるし..
拝啓
親愛なる両親へ
どうやら勇者業は、これでひと段落したようです。