転校生
この暑い中家から学校まで15分。
私、高校2年生の神藤 舞はやっとのおもいで学校へ着いた。
私のクラスは2-2.
教室に入ると、いつもと違ってクラス中が煩かった。
なんだろう?
昨日は熱を出して休んじゃったけど何かあったのかな?
気になった私は同じクラスで友達の楠木 鈴に聞いてみることにした。
「鈴ー!」
「おはよ、舞!熱は大丈夫?」
「もお、大丈夫!それより、何で今日はこんなに煩いの?」
「舞は昨日居なかったから知らなかったね。実は昨日ね、うちのクラスと2-4に転校生がきたの!うちのクラスの転校生が角田 桜っていう女の子ですっごく可愛いの!2-4の転校生が川村 連っていう男の子でイケメンで桜ちゃんと付き合ってるんだって!」
鈴はマシンガントークで昨日あった事を詳しく教えてくれた。
転校生かぁ・・・
昨日休まなきゃよかった・・・
「ちょっと舞!」
鈴がおどおどしながら、私の肩をおもいっきり叩いた。
痛い・・・痛いよ鈴!!
「もお!何!?痛いな」
「ごめん!けど、前!前見て!」
前・・・?
前を見てみると、ツインテールをした可愛い女の子がこっちに向かってきた。
あんな子、うちのクラスにいたっけ?
「鈴、あの子誰?」
鈴の顔見たら、口を金魚の口みたいにパクパクしながら