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イレモノ  作者: ゆん
2/7

事件

その場にいた全員が言葉を失った。


お腹にポッカリ穴があいていたのだ。


しかもただの穴ではない。


普通なら“あるはずの”物がなかった。


腸やお腹にある臓器類がすべてないのだ。


中身がすべてない体には血痕1つなく、綺麗に拭きとられていた。


この事件がすべての始まりだった。


「ふふっ。見つかっちゃったね。」


10代ぐらいのツインテールをした少女が可愛らしく微笑んだ。


「あぁ、さぁ仕事はまだあるぞ、すべての“パーツ”を集めにいくぞ」


同じく10代ぐらいの少年が少女に向かって優しく言った。


「はぁーい。」


少年は近くに止まってある黒い車に乗り込んだ。


ツインテールの少女は車に乗り込む前に少女の遺体を遠くから見つめ、


「バカな女ね。可哀相に」


冷たく言い放ち車に乗り込んだ。



この事件は全国でニュースに流れた。


警察は頭を抱えていた。

目撃者はランニング中に発見した夫婦。

それしか出てこないのだ。

聞き込みをするにも、発見されたのは町外れの林の中だ。

何も発展せず困難は続いていた。

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