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愛の盲目
きっと、ずっと、僕たちは永遠を信じれたのだろう。
悲しみは彼方にあったはずなのに、すれ違いが現実を変えた。
君だって、気が付いてはいたはずだよ。
僕と君とが、愛の盲目にかられていたことを。
悲しみで、言葉を出すことすらできない。
悲しい、苦しい、切ない、哀しい、、、
君は一体、何を想っていたのだろう?
最後というあの瞬間に、、、
僕が君に差し出した血だらけのナイフは、
何を物語って、何を欲していたのだろうか?
僕は虚無感に苛まれるたびに、そのことを思い出すよ。