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いち国の女子大生達と女子留学生達の対話集  作者: 星埜梓


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ヒヨコの素

アン:孵卵し始めた卵がオスかメスかを、卵に光を当てて見ることで、AIで早期に判別できる技術を開発したってニュースが出てたよ。


メイ:卵が孵ってから、ヒヨコがオスかメスか判別するんじゃないの?確か、判別する職業があるって聞いたことがある。


アン:ニュースによると、判別してから、オスのヒヨコだけ処分というか殺して肥料にしたりしているみたい。


メイ:そうなの?オスは全部、若鶏なんかに育てて鶏肉にしていると思ってた。鶏肉にもなれないヒヨコがたくさんいたのね。


アン:そうみたい。知ってしまうと怖くなる話よね。動物福祉の観点から、国によっては、卵の段階でも、卵に痛覚が生じる日以降は処分を禁止しているみたい。


メイ:そうなんだ。じゃあ、卵の孵卵が始まってすぐに性別が分かったら、オスだと思われる卵は、アヒルみたいに孵化しかけの卵として食べてしまうの?


アン:アヒルの卵って、ピータンのこと?あれって確か、発酵食品なんじゃない?


メイ:ピータンはその通り、発酵食品だね。それとは別に、アヒルの卵で、孵化しかけの、鳥っぽい形をしたものが入った卵を茹でたものがあるらしいよ。南方で食べるらしいんだけど、私はまだ食べたことがない。


アン:そうなんだ。アヒルの卵を食べることについてはさておくとして、ニュースによると、今のところ、孵卵を始めた卵は、食用として流通に乗せることが禁止されているんだって。


メイ:そうなんだ。まぁ、卵として流通に乗ると、保管している間に夏場なんかはヒヨコがたくさん発生してしまって、みんな困ってしまうかもしれないよね。


アン:でも、早期に判別できるようになれば、オスだと分類された卵は、まだ卵として食べても問題ないかもしれないよね。卵のままで流通させるとヒヨコになるリスクがあるなら、すぐに液卵にするという条件を付けて食材にするルートを設ければ、卵を無駄にせずに済む。


メイ:液卵って、基本的にはプロ向けというか業務用の素材だよね。液卵の供給が増えれば、ひょっとすると液卵を使った食品やお菓子が少し安く作れるようになるのかもね。


アン:一応調べてみよう。


(検索する)


アン:あれ?孵化のために加温した卵は、サルモネラ菌感染予防のため食用にしてはならないらしい。


メイ:確か、サルモネラ菌は加熱すれば大丈夫だから、液卵にして加熱必須の扱いにすれば問題ないんじゃないの?液卵は冷凍で流通するから長持ちするし、加熱する料理なら割と幅広く使えるよ。


アン:そうなんだ。いち国は卵を生で食べる習慣があるから厳しいのかもね。いずれにせよ、早く実用化されると良いね。

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