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いち国の女子大生達と女子留学生達の対話集  作者: 星埜梓


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水破産

スイ:国際的に、水が足りなくなっていくことが警告されているよ。


アン:水源林を大切にしているところならともかく、もともと乾燥地のところは、かなり厳しいんじゃないかなぁ。


スイ:まさにその通りで、乾燥地で地下水に頼っていたところは、汲み上げ過ぎて水が無くなってきているみたい。


アン:汲み上げた分だけ、どこかから水が補充されていれば均衡が取れるかもしれないだろうけど、汲み上げっぱなしのところは、そのうち枯渇するのでは?


スイ:やっぱりそう思うよね。目の前の地下水や外来河川に飛びついてどんどん使っていた地域では、水が無くなってきて、水の分配で揉めたりしているみたい。


アン:いち国は水資源が豊富だと言われてはいるけど、地域によっては、夏場の渇水に困ったりしているよね。


スイ:そうね。水源ダム湖やため池の水が足りなくなると、規模によって、取水制限が行われるね。


アン:そう言えば近年、水源地を外国勢が購入していると問題になっているみたいだけど、詳細は判明していないよね。


スイ:水源地が買われているというのが真実である地域もあれば、ガセネタが広まっている地域もあって、状況が混沌としているね。


アン:水源地を切り拓いてソーラーパネルを置かれたら、長期的には飲料水が足りなくなりかねないのでは?


スイ:詳しい評価は何とも言えないけど、危険性はあるよね。


アン:水源林を国や地方自治体が購入するわけにはいかないのかなあ。


スイ:昔は林業がそこそこ儲かっていたから、民間に任せておいても何とかなったみたいだけど、今は木材があまり高く売れないから、森林を保全するために作業する人が少なくなってきて、民間の力だけでは難しい状況のところも少なくないみたいね。


アン:水源地を外国勢に買われると、有事の際に、私有地だから自由にするんだと毒や有害金属を撒かれて下流に影響するおそれもあるし、危機管理の意識が必要なんじゃないかなあ。


スイ:水は人の健康に直結するから、水不足が議論される地域では特に、外国勢が水資源を自国の利益のために利用するおそれがある、という危険性の喚起がされているだろうね。


アン:水資源を買って、ペットボトルに詰めて売る考えの外国勢もいるのかな?


スイ:どうだろう?質の良い水源なら、そういうことを考える場合もあるかもしれないけど、いち国の水は軟水だから、硬水の方がもてはやされる高級ペットボトル水市場では、今のところ、世界規模ではそこまで高く売れない可能性があるかもね。


アン:お料理には良いかもしれないけど、そこまでこだわる人は少数派かもね。

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