アボカド
ホウ:最近、アボカドに凝ってるのよ。
ユナ:そうなんだ。あれって、真ん中に大きな種があって、皮が固いよね。
ホウ:そうそう。種を外すのがちょっとだけ面倒よね。
ユナ:あれ、種の周りを半分に切ってからクリッと回せば、種が片方に残るよね。そこから更に半分に切ってクリッと回すと、また種が片方に残るから、最後までくっついている四分の一の部分は、種を持って引っ張って取る。
ホウ:確かに、そうやって種を取るけど、そうすると最後に種を持つから、手が種についたアボカドの実でベトベトになる。
ユナ:完熟したアボカドなら、そうなるね。その後、皮を剥くときにもアボカドの実を持つことになるから、さらにベトベトになる。
ホウ:やっぱり、ベトベトになるのはどうしようもないのかな。
ユナ:種を外すときも、皮を剥くときも、頑張っても果肉の部分を手に取ること自体は避けられないから、完熟したものを食べるなら、ベトベトになるのは諦めるしかないんじゃないかなぁ。
ホウ:そうよね。だから、何度も手を洗わなくて良いように、一度にたくさんむいて、スライスした状態で、冷蔵庫で保管することにしたの。
ユナ:そうやって下準備をしておけば、毎回の料理の時にちょっとだけ楽ができるかもしれないけど、アボカドに含まれている繊維の部分から茶色く変色してくるんじゃない?
ホウ:確かに、しばらく保管していると、ところどころ繊維みたいな物が茶色く変色する。アボカドって、全部クリーム状になっていると思っていたから、少し驚いた。
ユナ:自分で食べる分には、多少変色しても気にしないなら、まとめてスライスしておくのもありだと思う。ただ、変色するから、食べ物屋さんでは毎日使う分だけ切るようにした方が良い。
ホウ:意外と繊細な食べ物なのね。
ユナ:南方で栽培されることの多いものだから、以前は輸送中に傷むことが多かったみたいなんだけど、冷蔵技術の発達で、ロスが減らせるようになったみたい。
ホウ:そうなんだ。値段の変動が大きいから、安いときに買うようにしているよ。
ユナ:それは、値段の変動と言うよりは、単に、特売価格と通常価格の差が大きいだけじゃないかな。
ホウ:そうかも。最近ハマったばかりだから、値段の季節変動のことは、まだよく分からない。
ユナ:私も、作物の値段に詳しいわけではないからあまり偉そうに話すことはできないけど、アボカドなら、バナナと同じで、あまり値段の季節変動はなさそうな気がする。違ったらごめんね。
ホウ:そうなんだ。確かに、バナナもあまり季節で値段は変わらないよね。輸送費の比率が高いからなのかな。
ユナ:よく知らないけど、その可能性は高いと感じる。昔のことかもしれないけど、いつか冷蔵技術が発達して、夏でもあまり商品ロスしないようになって、価格が安定したのかな。
ホウ:そうなのかも。
ユナ:それに、バナナもアボカドも追熟させる食べ物だ、ってところも関係するのかも。
ホウ:確かに。消費地に着いてから追熟させることができるなら、輸送中に商品ロスが生じる危険性は低いね。
ユナ:輸送中に追熟が発生しないようにするためには、コンテナの中の空気の成分を調整しないといけないと思うから、その部分の改良をした人達がいると思うよ。こうやってアイデアを言うのは簡単だけど、実際に空気を調整するとなると、空気をかき混ぜたり、アボカドが追熟するために用いる成分をコンテナ内から除去したりすることになるはずだから、割と繊細な技術が必要になると思うよ。




