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いち国の女子大生達と女子留学生達の対話集  作者: 星埜梓


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無断駐車の対価

ホウ:無断駐車の対価について揉めている裁判があるみたい。


スイ:そうなんだ。よくあるよね、無断駐車は発見次第金幾ら徴収します、みたいな看板。


ホウ:そうそう、そういう感じで、無断駐車ダメってのと、月極幾らって書いた看板があったみたい。


スイ:それで、無断駐車した車が月極料金を請求されたってこと?


ホウ:まあ、そういう訳ではあるのだけど、無断駐車した車が、緊急出動中の緊急車両だったみたいなの。


スイ:そうなんだ。緊急出動中の緊急車両なら道路に停めても問題ないんじゃないの?それをわざわざ月極って書いてある駐車場に無断で停めるのは、ちょっと横暴だと思われかねないかも。


ホウ:何か、報道によると、道路状況から代替手段がなかった、ということらしいね。


スイ:急いでいた事情は仕方ないと思うけど、有料の駐車場を勝手に使うのは問題だよね。


ホウ:これ、行政機関が訴訟の当事者だから優先して適用される法律がある、みたいな事情があるかもしれないけど、傍目に見て、けっこう危うい裁判なのよね。


スイ:実際に使った時間の分しか払わなくていいって判断になると、民間の車両でも、バレたら実際に使ったと認定されてしまった時間分だけ払えば良いや、という感じで真似して勝手に停める車が出かねないね。


ホウ:やっぱりそう思うよね。その辺の事情もふまえて、最低契約単位の金額を支払わせるようにした方が、社会の秩序を保つのには良いのではないかと感じるのだけど、法律の文言の制約とか、警告看板の書き方が行政機関相手だと弱かったとか、何か落とし穴があるのかもしれないね。


スイ:支払って欲しい方の当事者というかこの駐車場の持ち主には迷惑な話かもしれないけど、こういったケースの取り扱いを確立させるという意味で、最高裁まで争うしかない状況なのかもね。


ホウ:そうね。今回の駐車場の持ち主に対して、他の駐車場を運営している人達で訴訟費用のクラウドファンディングがされると良いのかもしれないね。

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