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いち国の女子大生達と女子留学生達の対話集  作者: 星埜梓


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選挙で解決

スイ:地方議会で偽造と思われる証拠を提示した首長が、リコールの決議に対抗して、地方議会を解散したらしいね。


リン:でも、全員再選したみたいね。


アン:その後、首長が選挙になって、その人は落選したようね。


スイ:それで、その地方議会の議員達が、このような解散ができないようにしてほしい、と、中央政府に要望しているみたい。


アン:このような、とは言っても、その時点ではまだ捕まったりしていないんでしょう?首長と議会が対立している時に、解散に値する議論かどうかを、誰かが勝手に決めることはできないんじゃないの?


リン:たぶん、それが一番難しい点だと思う。選挙で選ばれた人達の対立だから、選挙で決める、というのが分かりやすいよね。


アン:もし、途中で首長が逮捕されてしまったら、何か変わる点があるのかなぁ?


スイ:有罪判決がでるまでは、その首長も出直し選挙に出られるでしょう?だから、選挙民のイメージが変わる程度じゃないかなぁ。


リン:リコールの決議が出てから解散を決めるまでの間に逮捕されてしまったら、解散できなくなるという違いはありそうだけど、そんなタイミングを狙って逮捕したら、警察が中立ではないように思われそうね。


アン:じゃあ、選挙民が一番中立ってこと?


スイ:中立というよりは、利害関係が大きいと言った方が実態に合っているかもね。


リン:たまたま偽造で揉めていたから議論がややこしくなるけど、本来は、リコールも解散も、政治的路線の対立を打開するための措置なんでしょう?


スイ:意見が対立するから、選挙民に決めてもらいましょう、と。


アン:何が政治的路線の対立なのか、は、それこそ政治の問題になってしまうから、偽造をしたと指摘されている首長を選んだ選挙民が解決するしかないわけで、それも含めて選挙というコストを払うのだ、ということかもね。


リン:でも、地方議会の人達が、中央政府に、こういう内容では解散できないようにして欲しい、って要望しても意味がないってことになる?


スイ:理論的な正しさとは別次元で、選挙民の実感として、このような内容での選挙は税金の無駄遣いだ、という気分はあると思うから、やり場のない怒りの向けどころってことでしょうね。


アン:要望するのはパフォーマンスってこと?


リン:私が言わずにおいたことを言葉にしたね。

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