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いち国の女子大生達と女子留学生達の対話集  作者: 星埜梓


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郵便

ホウ:年内で郵便業務を終了してしまう国があるそうね。


スイ:電子メールが発達したから郵便は流行らなくなったというのは世界の潮流かもしれないけど、止めてしまうのは驚きね。


アン:グリーティングカードも送れなくなってしまうのかな。そうなると、赤ん坊や小さな子には送ることができなくなるのね。


ホウ:いや、民間事業者に郵便業務が開放されて、民間事業者経由で送ることはできるみたい。


スイ:そうなんだ。でも、そうなるとその国では納税の連絡や裁判所の連絡はどうするのだろう。


アン:入札して民間事業者に配達させるんじゃないの?


スイ:民間事業者だと、採算の取れる地域でしか配達してくれないかもしれないよ。


アン:そこは、国内全土に配達する義務を課することで対応するんじゃないの?


スイ:どういう事業者が引き受けることになるのだろう?


アン:うーん、よく分からないけど、普通に考えると荷物なんかを配達しているところになるんじゃないかなぁ。


ホウ:いや、請求書や行政からの連絡などは電子メールで行うことになるらしいよ。


スイ:それは、電子メールを普段使わない人は困るよね。フリーメールなんかはしばらく使っていないとアカウントが止まってしまうし。


アン:詐欺の電子メールが横行しそうで怖いね。


スイ:郵便業務を終了してしまう流れって、広がると思う?


ホウ:どうだろう?無いと困るものではあるから、何らかの形で残るのではないかとは思うけど。


アン:いち国だって、郵便業務は民間事業者がやっていることになっているよね。単に民営化されただけともいうけど。


スイ:民営化されたからといって、政府の配達物が別の事業者にも委託されるようになったかというと、そういうわけではなさそうだけど。


アン:国営だった郵便業務が民営化された国は他にもあるみたいだよね。


ホウ:郵便局内で文具などを販売して、収益増に取り組んではいるみたいね。


スイ:いち国の場合、切手付きではない季節のハガキなんかも販売している場合があるみたいだけど、筆記用具は貸してくれるよね。


ホウ:まぁ、本文を書く用途ではなくて、小包の宛先を書くことを想定していると思うけど。


アン:小包といえば、その国の郵便局は、小包送るのも止めてしまうの?


ホウ:いや、小包業務は続けるらしい。


スイ:短期的にはどうだか分からないけど、中長期的には民間事業者への移管とデジタル移行が上手くいかなくて、結局郵便事業も再開することになるかもね。

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