電話機
スイ:クマ駆除に対する苦情の電話が殺到して困っている行政機関が、録音できる電話機を導入するらしいよ。
アン:今頃?今まで何も対策していなかったのかな?
スイ:そういうことみたいね。
アン:いわゆる、お叱りの電話が来るようなところは、発信者番号が表示されて、かつ、録音ができるような電話にするのが当たり前だと思ってた。
スイ:行政機関は、備品を税金で導入するから、昔に買った物を、故障しない限り使い続けるのだろうね。
アン:内線番号に繋ぐことができる、業務用の電話機ね。教授の部屋にもあるのを見かけたけど、ぱっと見、確かにシンプルね。
スイ:あれ、誰からかかってくるか分からないから、秘書さんも対応が大変だよね。
アン:だから秘書さんが必要なんじゃないの?良くない相手から掛かってきたときにブロックしてくれる存在が必要というか。
スイ:行政機関の場合は、連絡先を内線まで含めて公開している場合もあるし、代わりに対応してくれる人がいないことがあるだろうから大変だね。
アン:やむにやまれず、担当ではない者ですから少々お待ちください、とか、一人芝居をせざるを得ないケースもありそうね。
スイ:いずれにせよ、録音できる電話機が導入されるのは良いことだと思う。それで、苦情を装った業務妨害も減るだろうし。
アン:本物の苦情もたくさんあるんじゃないの?
スイ:もちろんその通りだけど、電話番号を通知せず、名乗らず、同じ人が何度も同一内容の苦情の電話を繰り返すようなケースは、何度目かで打ち切った方が良いんじゃない?
アン:民間企業だったらそういう判断もあり得るのかもしれないけど、行政機関だと、対応が悩ましそうだね。苦情を言うことで何とか社会とつながった気になれる、というような、悩ましい境遇の人もいるかもしれないし。
スイ:中央の行政機関だとどうしようもないけど、地方の行政機関の場合は、担当区域外からの苦情にどこまで対応する必要があるのか、悩ましい部分もあるんじゃないかなぁ。
アン:いつ引っ越すかもしれないから、あまり無碍にはできないよね。地方税の納付先を部分スライドしてくれる可能性もあるし。
スイ:確かに。上手く対応すれば税収増につながる可能性もあると言われてしまうと、対応しないわけにもいかなくなってしまう。
アン:でも、苦情処理に人員が割かれるという負担はあるよね。
スイ:電話をつなぐ前に、どの地域の人ですか?って聞くだけでも、少しは、行き過ぎた苦情の抑制につながるのかなぁ。
アン:今までの報道から察するに、地域は話のどこかのタイミングで聞いていると思うよ。域外の人からの電話、とか区別できているみたいだし。
スイ:確かに。




