表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いち国の女子大生達と女子留学生達の対話集  作者: 星埜梓


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

41/92

SNS談義 2

(続き)


ユナ:に国やさん国では、SNSの発言が当局に監視されているみたいだよね。入国審査やビザの更新審査に使われるという話も耳にするし。


リン:さん国は取り締まりの基準が少しは分かりやすいけど、に国は、政局が時々変わるから、その時その時で価値判断が大きく変わって、今まで何のおとがめもなかった発言が急に問題視されるような心配もあるから、特に外国人にとっては不安定な国に見える。その割に、極論を唱える声の大きな人もたくさんいるみたいだけど、あれは自国民にだけ発言の自由を認めているからなのかなぁ?不思議。


ユナ:に国居住者ではない人が、視聴数を稼いでお金を得る目的で、一部の人が熱狂的に持ち上げるような極端なことを言ったり、炎上させるために過激なことを言ったりするケースもあるみたい。


リン:そうなんだ。薄々気になってはいたけど、やっぱりそういうものなのね。


ジン:さん国は、政治家の本当に偉い人がどう言っているかが重要だから、たまに主導権争いが起きると、それに触発された学生が一斉に声を上げたり、失敗して大粛清になったりする。それも、海外にいれば状況が分かるみたいだけど、国内からはよく分からないことも多い。SNSで意見を言う人はそこそこいるけど、匿名で言う人が多いよ。に国の人のように、実名で堂々と意見を言って、ときどき総攻撃に遭う、というのは、私の視点では蛮勇と評さざるを得ない。


スイ:いち国でも、SNSが絡む総攻撃事件はときどきあるよ。でも、若者やインフルエンサー志望者が迷惑行為を自慢して、社会的に非難される、というケースが多いかな。分別のつかない若者に、社会から注目を浴びていい気になれるSNSなんて、与えてはいけないと思う。意見だって、遡って検索されることがあるわけだし、社会のいろいろなことを学んでいる最中の者に、責任の取れない発言ができてしまう場を与えるのは、広告さえ見てもらえればどうでも良いと思っているようなSNS運用企業の、身勝手だと思う。


ホウ:そういう事情もあってか、最近は若者のSNS使用を許可しない国が出てきているね。


ユナ:それに、SNSは、似た意見の人ばかり表示されるようになるアルゴリズムが入っているよね。あれ、周到に運用すれば政府転覆の呼びかけにも使えてしまうんじゃないかなぁ。現状に不満を持つ人がたくさんいると思わせて、蜂起する人がたくさんいるように見せかけて、付和雷同して参加する人を増やせそう。


リン:だから、に国はさん国のSNSを使えないようにしているし、さん国は自国製のSNSしか使えないようにしているね。一応の対策はされているというか何というか。に国のSNSを使っている国はたくさんあるように見えるけど、世論誘導に使われるリスクとか心配していないのかなぁ?


ホウ:一応は民間企業のサービスだからね。たくさん使っている人がいるからそれに乗っかろうという人や、海外にも発信できてかっこいい自分なんて酔ってしまう人、なんかもいるのかもね。ユーザーが多いと広告収入も増えやすいし、企業や団体もユーザーの多いSNSを選んで発信するようになるから、規模が正義、という側面もあるのかもね。


ジン:でも、SNSは次々と現れるし、若者は年寄りのいない媒体をあえて選ぶこともあるから、長期的には生き残りもなかなか難しいのかもね。どのSNSを使っているかで年代も分かってしまう、というか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ