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いち国の女子大生達と女子留学生達の対話集  作者: 星埜梓


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別の表現に?

アン:思い浮かんだ映像を文にする、という研究の話があったよね。思い浮かんだ、ではなくて、普通にある映像を文にするのであれば、そんなに難しくないよね。


ジン:そういうAIもあるみたいね。使ったことはないから、精度は分からないけど。


アン:映像ではなくて、絵だったらどうかなぁ。


ジン:動かない分、もっと簡単なんじゃないの?調べてないけど。


アン:文にするのではなくて、音楽にするのならどうかなぁ。


ジン:絵の感じ方も音楽の感じ方も人によって違うから、互換性のある表現にするのは難しいんじゃないかなぁ。


アン:AIはこう感じました!って、1つの事例として割り切ってしまうとか?


ジン:なるほど。そうね、そういえば文字や音も、人によっては、違う形式の表現と結びついて感じられる場合があるみたいね。共感覚っていうものだけど。


アン:共感覚?調べてみる。


(共感覚を検索する)


アン:ふーん、認知心理学の世界なんだ。研究分野って、いろいろあるものだね。


ジン:類型的に、音楽が色や形に感じる人は、いるみたいね。だから、AIで絵から音楽にしても、独自の感覚で、音楽から元とは違う絵を想起する人がいるかもね。


アン:そもそも論として、音楽も絵も、観賞する人の感性に委ねられているじゃない。


ジン:そうだね?さっきそう言ったよ?


アン:ってことは、互換性を持たせることは不可能ってこと?


ジン:解釈のセンスに鍵みたいな仕組みを設ければ、一対一で対応する組み合わせを作ることも、不可能ではないかもね。


アン:こう解釈します、っていう決まりを持たせるってこと?


ジン:そう。暗号の一形態みたいな感じで、解釈の決まりを共有する者同士であれば、絵と音楽を互いに変換できる。


アン:同じ仕組みで、音楽と文も互換性を持たせられそうね。


ジン:理論的にはそうね。でも、文はパターンがあるから、いつも同じ解釈の仕組みで音楽にしていたら、あっという間に第三者に読み解かれてしまうかもね。


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