広告の責任?
ジン:いち国では、みんなで不動産とかいう投資商品の焦げ付きが問題になっているみたいね。
リン:そういえば、ニュースになっていたね。運営会社は25年以上続いていたみたいだから、ポンジスキームだとすれば、けっこう持ったんじゃない?
ジン:あれ、試しに調べてみたら、18年位前に、いち国内の大手電子モールのサイトで、広告バナーが頻繁に表示されていたみたいね。経年調査まではしていないから、いつからいつまで広告バナーを表示していたのかまでは知らないけど。
リン:その電子モールって、自前で金融会社持っているところ?
ジン:大手電子モールは自前の金融機関くらい持ってそうだけど、そうね、そこは金融機関を持っているね。
リン:もしかして、広告を最後まで見たら1ポイントとかやってるところ?
ジン:あるね、そういう仕組み。みんなで不動産について、ポイントを付けて見させていたかどうかまでは調べてないけど。
リン:もしかして、それって、電子モールが推奨していると勘違いした人もいるんじゃない?
ジン:単に表示されている場合と、ポイントを付けて見させている場合とで、広告を掲載しているサイトにどのような責任の違いがあるか、ひょっとしたら問題になり得るのかな。
リン:頼まれたから載せているだけの広告であって、紹介したり一緒に推進したりしているわけではない、と、きちんと分かるように分離していたかどうかによっては、見た人が錯誤に陥る可能性はなくもないかもね。
ジン:今ほどインターネットの広告に慣れていなかった時期だろうから、見た人も、電子モールの中で表示されていたから信用した、金融機関も備えているモールの中の表示だから信用した、という人がいなくもないかもね。
リン:ポイントを付けて見させていた場合は、広告を電子モールが推していたことにならないかなぁ。
ジン:逆に、ポイントを付けないと見てもらえないような粗悪な広告だと考えていた、と主張するかもね。
リン:ポイントを誰が負担しているかは問題になり得るんじゃない?あれ、確か電子モールの商品割引券という扱いだったような。
ジン:そこは、さすがにみんなで不動産側の負担じゃないかなあ。広告料に上乗せして最後まで見られた数に応じて支払っているとかじゃないの。
リン:見られた数に応じて、だけでなく、取引額に応じても、広告料が支払われていたかもね。
ジン:取引額に応じてポイント還元していたりすれば、掲載した側も、取引額に応じて成功報酬を得ていた可能性が高いね。ポンジスキームだとすれば、掲載した側も不当な利益を享受していたことになるかも。
リン:誰か、どこで見た商品案内だったかを覚えていて、詐欺の片棒を担いでいるって訴えて裁判にしたら、判例ができるかもね。
ジン:でも、結果的に投資家が何らかの救済を得られるわけではないかもよ。
リン:そうね。判例に沿って、インターネット広告のガイドラインができたり、ひょっとすると法整備がなされたり、という形かもね。




