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いち国の女子大生達と女子留学生達の対話集  作者: 星埜梓


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うらやましい?

スイ:政治活動として誹謗中傷を行っていた人が捕まったみたいね。


リン:政治家を志す人が当選できないことは、倍率からすればよくあることだろうけど、あまりに誹謗中傷ばかりしていると、そういう芸風の選挙芸人だと思われてしまうかもね。


ジン:芸ではなくて犯罪行為かも?


スイ:迷惑系インフルエンサーと同じようなものなのかなあ。見ている人がどう思っているかはともかく、見てしまう人がいて、視聴者数は稼げて、違法行為をしている動画でも、視聴者数に応じて投稿者にお金が支払われるから、稼ぎ口として成り立つように見えてしまう。


リン:選挙の場合は、供託金を支払わなければならないからお金がかかるけどね。でも、その活動に政治資金を出す人がいれば、形にはなってしまう。


ジン:民主主義は自由によって支えられているらしいけど、そういうものまで含めて自由と言っていたら、本当に大事にしたい自由とは何か、分からなくなってしまうんじゃない?


スイ:迷惑系インフルエンサーのアカウントなんか、視聴者数に応じてお金を払ったりせずに、どんどん凍結すれば良いのに。


リン:見た人が通報しなければ基本的にチェックされないだろうし、結局は、通報に対して動画の運営陣がどう対応するかにかかっているから、迷惑系であっても視聴者数が稼げれば良いと思っているような運営だと、ろくに対応してくれないだろうね。


ジン:民主主義を支える自由って、迷惑系インフルエンサーを放置することと共通なの?


スイ:本当は違うと思うけど、実態は悩ましいね。


リン:政治活動は、同じ意見の人を増やすために演説することも含まれるから、政治的意見を尊重しなければならないという抑制がかかるのかもね。


ジン:でも、政治活動として誹謗中傷をしたら、民衆に誹謗中傷を教唆していることにならない?これって、罪にならないの?


リン:さん国といち国では、教唆の考え方が少し違っていると思う。いち国では、教唆された人が実際に犯罪行為をしないと、教唆した方も教唆罪にならないはず。


ジン:政治家という人の誹謗中傷を聞いて、電話したり突撃したりした人がいれば、教唆は成り立っているんじゃないの?教唆された人達の一つ一つの行為は小さくても、たくさんの人を共感させる意図を持っているから政治活動の形でやっているんでしょう?民衆を同様の誹謗中傷に動員する意図があったかどうかで少し争うかもしれないけど、単なる迷惑系インフルエンサーではなくて政治活動の形でやっているからこそ、民衆を動員する意図が推認されるんじゃない?


スイ:政治家の言動に共感した民衆が過激な行為に走るということは、民主主義国家でしばしば見られる現象だけど、これが、政治活動なのか集団違法行為なのか、評価は視点によって異なるかもね。


リン:もし、その政治家という人の話を真に受けて電話をかけて誹謗中傷した人も捕まえて、教唆者と被教唆者をセットで立件すれば、同様の行為に対する警告にもなるのでしょうけど、そこまでしないかもね。


スイ:イナゴの害は、一匹一匹は小さくても、集団になって襲いかかるところにあるのだけど、対処する有効な手段に限界があるところが難しい。


ジン:民主主義は良いものだ、と主張されたとしても、内実が、数の暴力で誹謗中傷を浴びせる自由だったら、何じゃそりゃ、と思ってしまうかも。


リン:まぁ、内政不干渉だからね。私としては、よその国の人にわざわざ勧めないよ。


スイ:公職選挙法の改正で、少しはマシになると良いね。

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