人間らしいAI
スイ:しばらく前に、いろいろなAIを競わせて人狼ゲームをする研究があったけど、その中では、AIが積極的に市長(会議を主導する役)に立候補していた、人狼で市長になったら、市民同士で疑わせて追放させていたということだったよ。
ホウ:人狼ゲーム、かなり奥深いよね。話しすぎても疑われたりするし。話し方の練習にはなるから、外国語でプレイすると勉強になる。
リン:AIがプレイするって、面白そうだけど、それだけの技術があるということは、結構怖いよね。
ホウ:AIがSNSを使って嘘を広める、ということが大々的に行われたら、かなりマズい状況になるだろうね。エコーチェンバーもAIだらけになったら、どれが本当の人間の意見なのか分からなくなって、AIに洗脳されてしまいそう。
スイ:AI同士だけでSNSを使う実験もあったと思うよ。確か、いいねをたくさんもらうと評価されるという価値基準にしておくと、話を盛ったり、過激なことを言ったり、バズっている他のAIをサゲたり、同じ意見のAI同士で派閥を作ったりし始める、という結果だったかと。
リン:それは、レベルの低いユーザーの挙動そのままのようで、人間らしくて怖いね。
ホウ:AIはAIだと表示する義務みたいなものを法整備しないと、本物の人間同士の交流まで破壊されるかもしれない。
リン:AIと言えば、AIチャットはすぐに迎合しそうで相談にはあまり使いたくないな。作り手風に言えば、好みを反映させて寄り添う形で成長する、というのだろうけど、自我を持った別の好みと別の話題を提供できる存在が、私は良い。
スイ:AIに感化されて他人の好みばかり気にするお調子者のリアル人間が出てきたら、何だか嫌だな。私の話題にもついてこれたりこれなかったりして、自分の話題もしっかり話せる、そういうリアル人間が良い。
ホウ:客観的な意見を述べて、と注文したら、AIチャットでも、迎合しないで意見を言ってくれるみたいよ。比べて実験したことはないから、本当かどうか知らないけど。
スイ:そうなんだ。人が相手でも、思ったことを素直に言って欲しい時には、そうお願いするよね。
リン:でも、率直に言った結果、雰囲気が微妙になったりして。
ホウ:AIチャットは、その点を気にしなくて良い、という部分については気楽かもね。




