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いち国の女子大生達と女子留学生達の対話集  作者: 星埜梓


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どっちか言うの? 2

海外の選挙番組をネット配信で見ながら、みんなで話し合っています。



スイ:海外の選挙に関する報道については、いち国の民間放送関係者は、いち国の企業にスポンサーになってもらっているし、いち国の中で電波放送しているだけのつもりで番組を作っているかもね。たいていネットでも配信してるから、本当は全世界から見られている意識を持っていないといけないかも。


ホウ:テレビ番組のネット配信は海外から接続できないこともあるよ。民間放送が全世界から見られている意識を持ってしまったら、逆に、全世界に向かって吠えていることになってしまって、対外世論工作だって非難される心配もあるんじゃない?


リン:何かの意見を一方的にというか傾斜をつけて放送すれば、そういうことにもなるのかもね。ニュースなのか意見表明なのか、番組の立ち位置を正確に示さなければならない。それに、放送だと、出演者個人の意見を紹介する場だとしても、できるだけいろいろな意見の人を呼んで、一方的にならないように配慮しないといけない。


スイ:インターネットだけで流す番組なら、そこまで平等に配慮しなくても良いんじゃない?放送電波を占有している訳ではないから、反対意見の人も、自由に動画を作って配信できる。


ジン:インターネットコンテンツに検閲が入らない国なら、そうでしょうね。


リン:さん国の人は、この手の話題にあまり発言できないみたいね。


ホウ:あまり突っ込まない方が良いかも。それより、もしインターネットコンテンツだけになってしまったら、いろいろな種類の、一方的な意見の内容ばかり流れるようになる危険もある。


スイ:怖いのは、動画サイトの仕組みで、気を利かせたつもりかもしれないけど、見た動画と似たテイストの別の動画を次々と勧める傾向があること。他の意見があることに気づけなくなる危険性がある。


リン:放送は、いち国では法律で政治的公平や意見の多様性について配慮するように決まっているから、これでもまだ歯止めになっているのかもね。テレビ放送が無くなって動画サイトだけになってしまったら、意見情報の選別がより困難になるのかも。


ジン:動画といえば、ビザ申請の際に、自分の使っているSNSを申告しないといけない国もあるよね。文字や写真だけのものも含めて。


リン:その国にとって有害な発信をしている人は、入国できなくなっているのかもね。


スイ:有害かどうかって、なんだか曖昧だね。


ホウ:どんな政権になるかによって、入国できるできないが左右される人もいるかもしれない。例えば、革新派の政権であれば見逃された言動が、保守派の政権であれば問題視されるかもしれない。


ジン:わざと入国させてから難癖をつけて捕まえる、ということがあったら、もっと怖い。


スイ:SNSって、知らないたくさんの人に見てもらいたくてやっている人もいるだろうけど、身の回りの知り合いに向けてだけやっているつもりの人もいるだろうから、コソコソ本音で話している内容を検閲されることになるのには抵抗がある人もいるかもね。


リン:ビザ申請は外国に入れてもらう話だから、ある国が外国人の入国を許可するかどうかはその国の自由だし、仕方ないよ。自国民に対してSNSを申告するように言い始めたら、検閲の世界だけど。


ジン:SNSで収入があったら、税申告しないといけないから、誰でも結果的にSNSを申告しないといけなくなるよ。それ以前に、SNSで収入を得たら資格外活動になってしまう危険性があるから、留学生の身分で入国している間は、お金が入る形式の配信活動はしない方が良いかも。


ホウ:配信活動で収入が欲しい人は、留学が終わってから、別の資格で再入国するか自国に戻って留学時の思い出として配信するか。配信者用の事務所に所属していれば外国で活動しやすいかもしれないけど、収入を得ても良い別の入国資格を取る方法もあるかも。配信活動をすることに興味無いから、あまり詳しくないけど。

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