情報の立ち位置
アン:この間、道で人に話しかけられたの、変な。
リン:人が変だったの?
アン:あ、そうか。よく分からない人に、変な話をされたの。
リン:どんな話?
アン:に国の情報機関の過去問があるよ、って。何に使えってのかしら?
リン:クイズのネタ、とか?確かに、反応に困る話ね。ちなみに、どんな風貌の人だった?
アン:うーん。いち国人と言われればそうかもしれないし、さん国人だと言われても、そうかもしれないと思ってしまうような、何とも言えない感じだった。
リン:そうなんだ。意味不明な事件だね。
アン:スルーしたからそれ以上何もなかったけど、興味を持ったら何か良くないことが起きたのかなぁ?
リン:うーん、に国のことは趣味で観察している程度だから、ディープなことはよく分からないよ。に国界隈で起きたら、敵による罠かもしれないから気をつけるように、って言うところだけど。
アン:敵?
リン:うん、に国界隈では昔作った法律がまだ生きてるみたい。でも、スパイ行為と思われることをしていて捕まえた容疑者を、敵とは何かということを法廷で立証するのが手間だから訴追せずに釈放した、って事例もあるみたいだから、法律が本当に生きているのか実際は死んでいるのか、よく分からないけどね。
アン:私なんかに声を掛けても、特に良いことはないよ?
リン:人文地理でしょう?地図の専門家なら、欲しい国はあるかもね。
アン:でも、GISって言う地図の分析なら、ツールは無料で公開されているものを使っているよ?地図だって、国が作成してデータを公開しているものを使うし。国外からアクセスできるかどうかは知らないけど。
リン:他にも、読図の講義とか測量の実習とかあるんじゃない?
アン:そういえば、ある。でも、軍隊じゃないし、民間で活用するレベルのものだと思うよ。軍用と民用でどう違うのかって聞かれても、よく分からないけど。
リン:国によっては、人工衛星とかで撮った写真と公開されている地図とを照らし合わせると、面白いことが分かったりするのかも。
アン:衛星写真と言えば、インターネットで公開されている外国のものは、雲が邪魔していることもあるよ。
リン:本当に雲がかかっていたのか、不都合な施設を隠すために修正して公開しているのか、判別が必要な場合もあるのかも?
アン:僻地はあまり分析しないけど、街中で不自然なところがあったら、気にはなるかも。
リン:建物の高さは、衛星写真から分かるの?
アン:解像度にもよると思うけど、理論上は、別角度から撮った写真と合わせて計算することはできるはず。精度はどうだか分からないけどね。というか、そういうものを計算するリモートセンシングになると、工学部の専門分野になる気がする。
リン:そうなんだ。地図の世界って学際的な研究なんだね。




