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いち国の女子大生達と女子留学生達の対話集  作者: 星埜梓


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無線操縦

アン:石油海峡でドローンがたくさん飛んでいるとの噂があるね。


ホウ:ミサイルかも?船を破壊するって結構過激ね。


アン:機雷もたくさん仕掛けられているのかも。


ホウ:機雷は、一旦仕掛けたら後は敵味方問わず発動するから、撤去したいときに面倒ね。


アン:ミサイルは大がかりになるから、準備が大変そうね。


ホウ:ドローンだと絶対数が多いから対処が大変そうね。


アン:ドローンって、無線で指示しているのだよね?


ホウ:基本的にはそうだと思う。ひょっとすると、指示を受けた後は自立して飛行したり攻撃したりするタイプもあるかもしれないけど。


アン:有線で指示をインストールするの?


ホウ:理論としてはありそうだけど、実際には面倒だから無線の可能性が高いね。


アン:ということは、無線の周波数が分かってしまうと、ドローンを乗っ取ることができるの?


ホウ:どうだろう?ドローン側で接続の可否を判断するためのパスワード位はかけてそうだけど、実際のところはどうだろうね。


アン:パスワードだと、個体別に違うパスワードを設定しておかないと、もし漏洩した場合に、一斉に乗っ取られてしまう危険性があるよ。


ホウ:ドローンを迎撃する側が、単に航行不能にすることを目標とするか、もっとアグレッシブに、反撃に利用することまで想定するか、によっても、危険性の度合いは変わってくるよね。


アン:乗っ取って、元いた部隊を攻撃させるの?


ホウ:理論上は考えられる手法ね。いち国の防衛部隊の基地の近くは、ほどほど近くだと外国人も土地を買えちゃうから、そこでドローンの通信傍受を専門的に行って迎撃の研究ができるかもね。


アン:そうよね、無線だと傍受しても証拠が残りにくいから、ひっそりとドローンの研究をすることは可能よね。


ホウ:実際に撃退できるか、こっそり試したくなる勢力もあるかもしれないけど、無線だと犯人捜しは難航するでしょうね。


アン:あらかじめ、そういう人達がいるとにらんで、妨害電波を検知するための専門部隊を準備しておかないと、急には取り締まれないだろうね。


ホウ:繁華街で違法電波を発信している車なんかを探す専門部署もあるみたいだよね。


アン:あるね。軍事ベースじゃなくて、役人がやってる電波取締り部隊らしいけど。


ホウ:そうなんだ。いちおう、民用ベースの問題として対処しているのね。


アン:スパイ防止法があれば、軍事ベースの対応もできるようになるかもしれないけど、今のところはそうみたいね。


ホウ:ドローンを飛ばすことについては規制も少しはできているみたいだけど、他者のドローンを乗っ取ることは、まだ実効性のある対策ができていないのかもね。


アン:多分、そうよね。電波法とか不正アクセス禁止法とかはあるけど、そもそも無線で乗っ取られるとなると、犯人を捜す部分がかなり大変そう。


ホウ:そういえば、最近のニュースで、防衛部隊の無線機が操縦不能になって廃線に落下したという記事があったよ。


アン:無線機って、超小型飛行機型をしているけど、実態はドローンと近いものよね。やっぱり、外国勢力が妨害しているのかなぁ。


ホウ:記事からは何とも言えないけど、論理的には可能性を排除できないかもね。


アン:乗っ取りまでいかなくても、操縦を妨害する電波を出すだけでも、かなりの効果はありそうね。


ホウ:防衛をする上では、自勢力のドローンなどの乗っ取りを防ぐことと、敵のドローンなどを、できれば安全に飛行不能にする妨害手法の構築とが望まれるのでしょうね。


アン:ほこたてみたい。どっちもできたらすごいけど。


ホウ:もしドローンにAIを搭載していたら、乗っ取られた場合に、ドローン群をまとめて操作されてしまう危険もあるから、あんまり自動判断させない方が良いかも。


アン:そうよね。乗っ取られたドローンを自動で使用不能にするプログラムが入っているのかもしれないけど、連動してたくさん使用不能になったら大変よね。


ホウ:なんにせよ、戦っている状況が早く解決すると良いのだけどね。


アン:確かに。

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