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7, 迷宮とは

空の上で箒にまたがりクロエは考えた。


「迷宮⋯。」


前世の師匠は、迷宮はそこの主の気分で場所やジャンルを変えると言っていた。主というのはボスの魔物ではなく迷宮を維持する何からしい。

例えば、私が前世で行った迷宮では、その存在が花が好きだったのか、迷宮の中は花々の咲き乱れる庭園風で、そこのボスの魔物は庭園の管理者風なアンデッド系の魔物だったりした。

他にも、海の近くでは海賊の格好をしたスケルトン、

歴史的な遺跡が多く残ってる地域では貴族のような服を着ているアンデッドやデュラハン、

鉱山が有名な国では武器にツルハシを使っていたスケルトンが⋯。

あれ?私、アンデッド系の魔物との遭遇率が異常に高いな。何でだろう。

ま、まぁ、とにかく、周りの環境を考慮していたり(していないところのほうが多いが)していて個性が豊かだ。見ていて面白いし、主のセンスがすごく反映されていたりする。

前世の師匠はそんな主の気まぐれで1回その存在に会ったことがあるらしい。


『言っても信じないだろうけどね、僕が会ったのは理の神の使いだと言われている呪いの精霊だったんだ。』


あの頃の私は半信半疑だったが師匠のもとから独立した後文献を漁っていたら管理者がいるというのが本当かもしれない可能性が出てきたんだっけか。


私は箒を握り直した。やると決めたら早く正確に終わらせなければ。


「できるとこまでやろう。」


今回の迷宮のボスはどんなのだろう。



クロエちゃん、自分がアンデッド系の魔物の引き運が強いことに気づいたようですね。


ここまで読んでくださりありがとうございます。

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