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1話 〜詰んだかも〜

中世風の街並みに深緑や暗赤色などの落ち着いた色の屋根、中央の広場には大きく美しい噴水とそれを囲うように多くの露店が立ち並んでいる。人々は活気づいており、繁華街のような賑わいを見せている。それが始まりの街「アルファ」だ。そんな街の中でひどく落ち込んでいる人が一人、それは俺ことサンドだっだ。


時は遡る事10分前、俺は「選抜の儀」と呼ばれる女神様(高性能AI)から職業やスキル、ステータスを貰う儀式を受けていた。

そこで俺に告げられたのは「暗殺者」の絶望の三文字だった。

気配を消すことの出来るスキル、糸やワイヤーを操ることのできるスキル、投擲に補正がかかるスキルなど、ロマンしか感じないスキル構成。そのおかげでβ版の最初は人気の職業だった。

しかし、蓋を開けてみれば全てのスキルに高いプレイヤースキルが必要な上に中途半端なステータスで、良くて器用貧乏って言う不遇職だった。

そこまで言うならリセットしてやり直せば良いだろうって?

なんとこのゲーム「忠実な異世界」なだけに全てやり直しが効かないのだ。流石にクソ仕様だが、文句を言っても何か変わるわけじゃない。「はぁ」と大きなため息を吐きつつ友人との待ち合わせ場所に向かった。


「おっ、砂原...じゃなくてサンドか。職業どうだった?」



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