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まだチュートリアルが終わらない

男から光の玉がはがれる。

男は薄手のシャツとズボンを身に着けている。

その横に先ほどの神の使いも立っている。


男「さて… 見たところ、森のようだな… オレがいた世界とは本当に違う世界なのか?」


ルーチェ「ええ、例えば… あんな動物いますか?」


ルーチェが空を指さす。

その直後男とルーチェが影に包まれる。

男が上空を見ると、そこには巨大は羽の生えた恐竜のような生き物がいた。


男「ほう… 確かに、オレがいた世界にあんな生き物はいなかったな。 異世界ということと転生ということは信じよう」


ルーチェ「そうですか… 良かったぁ」


男「それと、もう一つ、証拠はないが…キミが神の使いであるということは信じよう」


ルーチェ「そうなんですか! 良かったぁ」


男「ああ、だが…」


ルーチェ「?」


男(神というものがどのような存在か… それについては今はよしておこう)


男「…そのなんだ… この世界が目指す良い世界とはなんだ?」


ルーチェ「やっと、本題に入れます! 説明しますね。 ふーーっ… この世界は現在魔王によって、支配されています。 さっきのような魔物があちこちにいます。 ふーっ、それを倒してこの世界を平和にしてください。 それが良い世界です」


男「…分かった。 それも飲み込もう」


ルーチェ「ふーっ… どうしたんですか? さっきのめんどくささは何だったんですか? もしかして転生したことで人格が矯正されたとか? ふーっ」


男「まあ、そんなところだ。 それよりもステ振りと加護について早く説明してくれ」


ルーチェ「ステ振りは、ぶっちゃけ全部MAXにしておいたんで、特にすることはありません。 ふーーーっ。 ついでに加護もいろいろつけといたんで、このリスト見といてください」


男「分かった。 見ておこう。 これでチュートリアルは終わりだな?」


ルーチェ「まだ、町へ行って基本的なルールを覚えて… はぁっ… もらう必要があります」


男「分かった、資料をよこすんだ。 後は自分で見ておく」


ルーチェ「そうですか。 助かりまフーーっ」


男はルーチェから資料を受け取る。


男「じゃあ、これでオレは大丈夫。早く戻って休むんだ。 お疲れさま」


ルーチェ「はーい。 まあ、また何かあれば… 呼んでください」


そう言い残して、ルーチェは姿を消した。


男(そりゃあ信じるしかないだろ… 顔色も悪いし、呼吸も荒い… ここに来た時点で格好もボロボロ、そんな身体を張られたら…な。 君は信じようじゃないか」



男「さて、まずはこの場所を探ろうかな。 説明書も読まないと… うん、読めるな。 あと、オレの姿も見ておきたいな」


男は説明書に挟まっている地図を見つける。


男(ふむ、地図か… あっているかどうかは分からないが、現状これしか手掛かりがない以上はこれを頼りにするしかないな… 太陽…のようなものはあるが、あれもオレの知っている太陽とは限らない。 仮に同じとするしかないか…そうすると今太陽風のものがこの先に出ているから… この地図も上が北とすると… あっちの方角に向けて歩いていれば、街につくというわけか… 不安だが信じるしかないな…)


男「さて…… 待てよ」


男は足にグイっと力を込める。

そして、まっすぐ上に飛んだ。

するとその体はどの木々よりも高く飛んだ。


男「ほう… 良く見えるな」


男はそのまま、落下した。

身体に全く傷はついていなかった。


男「なるほど、スゴイ能力だ… あるいはこの世界の重力が弱いのかもしれんが… その可能性は結構あるな… あんな大きな生物が飛んでいるしな… それにあんな高さから降りたのに傷もついていない… 重力が弱いのだろうな… きっと。 落下している葉や実をみると重力そのものは在るようだし…やはり強弱だろうな」






























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